つれづれ memo & feel

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AVATARの世界観と迫力

映画「AVATAR」を観た。
一言でいうと、宮崎駿の世界をジェームズ・キャメロン流の映像にした迫力満点の映画でした。



見るきっかけをもたらしたものに予告編などいろいろあったが、次のブログがこの映画に私を惹きつけた。

  久しぶりに「プロ中のプロの仕事を見た」というのが正直な感想。業界は違えど、これだけの仕事をここまでのクオリティで作るジェームズ・キャメロンには脱帽。タイタニックの時にも感じたが、「映画を見に来る観客が何を期待しているか」をとことん理解しているからここまでのものが作れるのだと思う。観客を一気に世界観に引き込み感情移入させるテクニックは天下一品だ。
  【Life is beautiful: 映画アバター短評(ネタバレなし)

本当に、CG技術の高さには驚かされた。どこまでが実写でどこがCGかという考えるスキがほとんどない。まったく自然である。車椅子に乗った下半身不随の主人公の素の脚が一瞬あらわになるところでは、ちゃんと筋肉が衰えた脚になっている。ここまで細部にこだわるところにも感心した。


途中から、宮崎駿の世界と重なり始めた。最初に感じたのは、「天空の城ラピュタ」のような浮ぶ島である。それを見てから思い込みが強くなり、森の自然や凶暴な動物との交流などから「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」のシーンが思い浮かぶ。帰って調べてみると、それなりの影響をやはり受けているようだ。



GAME Watch

  アバターとナヴィとのロマンスや、人間とナヴィの激しい戦いが描かれているが、その世界観は、どこか宮崎アニメを彷彿させるという声も多い。キャメロン監督自身は、その意見に対してどう思ったのか?
  「僕はもちろん宮崎アニメのファンだ。だから、そう言っていただいてうれしいよ。まあでも、人の反応はそれぞれだから、みなさん、とにかく映画を観てください」
  【『アバター』のキャメロン監督、実は宮崎駿ファンだった!



ところで、最初に登場する女性科学者が、しばらくの間シガニー・ウィーバーと確認できなかった。ちょっと老けていたなあ。しかし、エイリアン以来、彼女はこの手のSF映画にはピタリとはまる。


前述のブログに、米国では IMAX 3Dでも10〜14ドル(千円強)とある。日本では2千円、このところの円高を考えると、もう少し安くなっても良さそうなものなのだが。日本で映画が振興しないのもこの辺りに原因があるのかも。


残念ながら、経験的に3D酔いをしやすいので、3D版を見送った。
3D版だとこの映画の迫力は、宣伝文句にある”映像革命”に値するのだろう。
もう一度観るのなら、酔いにも価格にも我慢して、ぜひ3Dで観たいものだ。