つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

久々にタイのCMに感動させられる

 ネットサーフィンをしていると、海外の広告を見ることが多い。写真やイラストを使ったグラッフィク・アドは、見ただけで面白さを判断できる。一方、テレビなどに使われるビデオCMになると、言葉の壁があり、内容も面白さも分からないことが多い。


 しかし、色々と見て歩いていると、セリフやナレーションが分からなくても映像だけで伝わってくるCMが数でてくる。「良いCMは、言葉で語らなくても万人に分かる」ということを聞いたことがある。そのような”伝わるもの”が、タイのテレビCMに時々現れる。最近、久々にいくつかのCMで感動を味わった。


 タイのCMに初めて出会ったのは、数年前である。その時の感動を「映像と音楽だけでも生きる明るさが伝わる」としてブログにした。この生命保険会社のCMは、その年の国際広告賞ADFEST2009で賞を得ている。
■Maa Thoy

 残念ながら英語の字幕のものしか無い。しかし、セリフが分からなくても雰囲気は伝わると思います。上記のブログに拙い和訳がありますので参考にして下さい。


 最近ネットで見たのものは、次の3本。日本語字幕が付けられるようになっている。しかし、無くてもおおよそ分かるはずです。
 まずは、禁煙キャンペーンのビデオ広告。
■Smoking Kid

 煙草を吸っている人は、これを見てドキッとするはず。小さな子供が「煙草を吸いたい」と言ったら、その子を思ってまず止めるでしょう。そして、一瞬考えてハッとする。


 次の二つは、最初に紹介したものと同じスポンサーのものです。
■Silence of Love

 親が子を思う心は、どの国でも変わらない。また、どんな親であっても。


■Que sera, sera

 これにセリフは無い。しかし音楽と表情でジワーっときてしてしまいました。この曲が使われたヒッチコックの映画「知りすぎていた男」を思い出しながら見ると、また違った感慨も現れてきます。

"ケ・セラ・セラ"の歌詞


When I was just a little girl
I asked my mother what will I be?
Will I be pretty, will I be rich?
That's what she said to me:


Que sera, sera. What ever will be will be
the future's not ours to see.
Que sera, sera. What will be, will be.
Que sera, sera. What ever will be will be
the future's not ours to see.
Que sera, sera. What will be, will be



 これらのCMに共通するのは、人の表情と背景の音楽が見事にマッチしているということ。人にじんわりと感動を与える、数分の名作ドラマ、名作ドキュメンタリーと言ってもおかしくない。


ところで、タイのコミックCMにも良いものがあります。これは、最初に見て思わず笑ってしまったもの。それで以前のブログにも取り上げています。最後にそれを紹介して終わります。
■Oishi Slimming Greentea

 これは、文句なく笑える。多くの女性の願望を見事に茶化している。ちなみに「やせ茶」のCMらしい。