つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

沖縄居候日記(13) タッチ&ゴーとパワースポット


 一昨日波照間から帰ってきた特派員は、今日の夕方には徳島に飛んでいく。それまでの時間を使って、伊良部島を案内してくれることになった。伊良部島の隣にある下地島に民間機のパイロット訓練用の滑走路がある。そこでは至近距離でタッチ&ゴーを見られるというので、前から行きたかったところである。ついでに伊良部島のパワースポットにも案内してもらう。


  
 このパワースポットというのは、地中の地盤が陥没してできた洞窟であった。調べると、1994年に宮古島市の指定史跡にもなっている。ただ、そこに行くのに地元である特派員でも迷ってすんなりとはたどり着けなかった。知らないと見過ごす入口から潜り込み、藪の中をしばらく行くと、洞窟に降りる階段が見つかる。薄暗くひんやりとした内部に入ると、その大きさに驚く。上方の裂け目から差し込む光の中でしばらく佇んでいると、その雰囲気から厳かな感じが漂ってきた。


2013年03月19日(火)
平良港

さて、天気も回復したので、伊良部島にフェリーで渡ることにします。あら、満船で次の便になっちゃった。

しばらく平良港の視察を。沖縄の海を守る海上保安庁の船がいた。最近は、色々あって忙しいのだろう。頑張って下さい。



<フェリー>

フェリー会社を変えてこちらで行くことにする。

フェリーに乗船した。マブヤー・ドリンクを飲んで出港を待っている。ちなみに、マブヤーは魂のこと。話し言葉だと2回繰り返して、「肝が冷えた」のように使う時もあるらしい。
  



<明和の大津波の痕跡>

下地島のタッチ&ゴーの訓練をする空港の横の海岸には大きな岩が散らばっている。これは1771年に起きた明和の大津波で運ばれたものだそうだ。八重山諸島に大きな被害をもたらした伝説の津波だ。



下地島のタッチ&ゴー>

下地島空港の滑走路脇の道。右に大津波での巨石を眺め、左にタッチ&ゴー訓練で周回する飛行機を見る。この後先端に行き、真上を通過する迫力ある飛行を楽しむ。白い車が我々の足である特派員の愛車。

下地島ANAの訓練飛行、タッチ&ゴーをしばし見る。薄曇りだが暑い。
  



<渡口の浜>

伊良部島に戻って、渡口の浜で昼食なう。ここの沖縄そば、美味い。

ヤシガニが居た。水槽の中で、客寄せとして飼っているのだ。



<通り池>

伊良部島でパワースポットに行く前に立ち寄った「通り池」。琉球石灰岩が陥没と侵食によって?できた池。奥にもう一つと二つ、地下で海に繋がっている。それで「通り」の名前が付いたようだ。

岩場の上に木で組んだ遊歩道がある。歩いて行くと途中で壊れている。大分前から修理されてないらしい。終点ベンチがあり、その下が陥没していて、座るとスリルがあるのだとも聞いた。確かめには行かなかった。^ ^;



<パワースポット:ヌドクビアブ>

伊良部島のパワースポットを探して走る。試行錯誤の末に「ヌドクビアブ」という史跡に辿り着く。入るのに躊躇する入口を通って、ブッシュの森を抜けて行く。

ヌドクビアブの入り口、標識の横にある石垣と草の間を下りて行く。入口とは知らない人が見たら、この間に足を入れようとはしないだろう。葉を揺らすと小さな虫が一斉に飛び出す。覚悟を決めて足を踏み入れた。

入り口を過ぎるとこんな感じ。草とブッシュの急な坂道を下りて行く。所々にせり出した岩で腕に擦り傷を付けた。数メートル先に案内の特派員が居るのが分かるだろうか。

数分ブッシュと急な下り坂と格闘して辿り着く。岩盤の地下をくり抜いたような空間が現れた。上の方のは穴が空いていて、空が見える。パワースポットだ。
  

上方の穴から見える木の根っこが垂直に垂れ下がっている。おそらくこの空間分が何らかの拍子に陥没したのだろう。厳かな気持ちになる空間だ。それでパワースポットと呼ばれるのだろう。一般の観光客はなかなか来れない所のようだ。

パワースポットで充電中の姿。過充電するとBoeing 787みたいになっちゃうかも。^^; RT パワー充電(*^◯^*)/これでちょっとは都会の人ごみ&花粉大丈夫はず!今晩は初ピーチ。

これがヌドクビアブの標識。去年あたりには無かったとのこと。少し有名になったのだろう。この標識を見つけたとしても、あそこが入り口とは誰も思わないだろう。これから行こうと思う人は、草刈り鎌の持参をお勧めする。^ ^



<牧山展望台>

牧山展望台から建設中の伊良部大橋を見る。よく見ると橋が並行して二本あるようなところがある。工事は遅れているようだ。設計か施工ミスのやり直し?
  



<おばあのヒッチハイク

途中、島ではよくあるヒッチハイクに出会う。要は、声を掛けてきた農作業帰りのおばあを拾って、港近くの家まで送る。89歳だそうだ。働くのは楽しいことなのだと。凄いな。^ ^
  

  港に向かっていると道端のおばあがこちらに向けて手を振っている。特派員が「知ってるおばあかな?」と言いながら通りすぎたが、車を止めてバックした。すると、港の方に家があるので乗せてもらえないかということだった。たまに分からない方言が混じっているが、乗り込んだおばあと少し話をした。米寿を過ぎていることに驚く。それより印象的だったのは、働ているのが楽しいのだという言葉だった。数年前、大神島のウメばあに会った時のように、また元気をもらった。

時間ギリギリで、帰りのフェリーに飛び乗った。また、マブヤー・ドリンクを飲んで魂を洗う。この時間になると海風は涼しい。
  



<りーちゃん家 >

徳島に行く特派員を空港まで送って、清瀬のおばあが好きだったというレストランに入る。すべてのメニューにデザートが付いていて、それが良かったのだと。宮古島には素敵な店が多くなった。それに駐車できる所が多い。離島は車社会である。

ディナーきた〜。