つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

唐突に決まった秋田・青森の旅(4)


 最終日になって東北は梅雨の様相を見せ始めた。どんよりと曇って、ついに小雨が降りだす。今日は、五能線を走るリゾートしらかみ号でゆっくりと日本海を眺めながら秋田に戻る予定である。この様子では、車窓からの景色が期待できない。


 秋田についてからは、夕方の飛行機まで時間がある。それまで市内をぶらつく予定にしている。できれば、その頃には雨が上がってくれればなと願いながらホテルを出た。

2013年06月15日(土)

今朝の弘前は小雨が降っている。気温もグッと下がって、涼しい日になりそうである。さて、これから南下することになります。



弘前駅

弘前駅なう。これからリゾートしらかみ号で五能線の各駅停車の旅を。小雨がぱらついていて景色に影響が出るだろうが、涼しくて良い。



五能線

くまげら編成の先端車両の最前席を確保した。ゆったりと眺めて行こう。
  

津軽三味線の生演奏が始まった。これがあると聞いていたのが、先頭車両の最前席にした理由の一つだ。ガスって見通しは悪いが、津軽の景色に目をやりながら聴くのも良いものだ。

車内販売が来たので、早速に駅弁を調達。後で日本海を見ながらお腹を満たそう。

日本海が見えてきた。沖の方はどんよりと重い雰囲気が漂う。千畳敷(左の写真)と言うところだそうな。見所では電車の速度を落としてくれる。
   

深浦駅で下りのリゾートしらかみ号と出会う。青池編成の列車だ。ホームに降りると細かな霧雨が漂っていた。雨は止んでいないが、明るくなってきている。
   

リゾートしらかみ号は各駅停車ではない、快速ということになる。駅を飛ばして行くので、始めて分かった。^^; ところで、白神山地の緑が雨に濡れて美しい。山の頂上はガスに隠れて姿を見せない。


途中で列車に向かって手を振ってくれる人がいた。
建物の窓には「がんばってるよ!東北」と。




<秋田・千秋公園

再び秋田に舞い戻った。少し市内観光をと、千秋公園へ。佐竹の殿様の居城だった久保田城跡である。

城郭は残っていないようです、表門で休憩中なう。曇りで涼しい。ここまで上り坂だったので汗がにじむが、気持ちの良い風が乾かしてくれる。



秋田市民俗芸能伝承館・ねぶり流し館>

民俗芸能伝承館で竿燈の体験をする。なかなかバランスをとって持てないものだ。あとは地元の子供が練習するのを眺めるだけ。流石に上手だ。
  



<旧金子家>

呉服問屋・旧金子家で、囮の外蔵、トイレは内藏の裏だけにして常に目が行くようにするなど、防犯上の工夫を聞いて感心する。また火災に対する防御で、草を使った防火シートなども面白い。当時の知恵を知らされる。



<駅まで街歩き>

赤れんが館を横目で見て駅に戻る方向に舵を切ると、奇妙な組み合わせの文字を見た。「しょうゆそふとくりーむ」、直ちにイメージが沸かない。では、と試すことに。仄かに醤油の味がする。だたそれだけの味だった。でも、大胆な組合せだ。

たくさんのAKB、つまり秋田美人にも出会えた。^^;
  

ところで、秋田市内は歩行者にやさしくない街だ。大きな道路で歩道が無いところがあるし、交差点の片側にしか横断歩道が無い所もある。散歩好きには歩きづらかった。



秋田空港

秋田空港なう。そろそろ羽田に飛びます。着いた日の暑さは嘘のように無くなり、秋田は涼しくなった。東京はどうなのだろう。



<東京>

さすがに、東京は蒸し暑い。家の中は熱帯夜並みの温度になっている。

今回は行きの日が雨だったので、車で行って空港のパーキングに放り込んでおいた。帰路も早くて楽だ。2、3泊の旅なら、羽田まで二人分の交通費と駐車料が同じか少し足が出るくらい。今後、このパーク&フライに味を占めてしまいそうだ。

  成田から海外に行く場合は、空港外の安い駐車場に車を止めて、パーク&フライをすることが多い。自宅から二人で旅行するとして、電車などを使った場合に比べて、車のガス代、高速料金や駐車料を含んだコストがバランスするのは10日ぐらいのようである。一方、羽田の場合はガス代と駐車代になり、旅行者二人として、4日以内がコスト的に釣り合うようだ。ただ、荷物のハンドリングやドアツードアの快適さ、そして時間的にも有利になるので、その分のアドバンテージを考慮する必要があるだろう。しかし、海外から帰国したときは、まず寝不足と時差ボケの頭を抱えることになるので慎重な運転が必要になり、安全面では不利だ。