つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

ベランダで"よしず"を編んでみる


 夏になると"よしず"をベランダの日除けにしている。ところで、"よしず"という言葉は知っていても、それが何かとイメージ出来ない人も多いらしい。当方も初めはそうだった。ちなみに調べてみると、「よしず(葦簀)」とは葦(よし)の茎を編んで作ったすだれ状のもので、立てかけて日除け、目隠しなどに用いるとあった。また、俳句では夏の季語にもなるようである。


 そのよしずを毎年の夏に使うようになってから、もう10年が経った。使わない時は、ベランダの隅にまるめて立てかけてある。今年も、日差しが強くなったので広げて使おうとしたが、編んである麻ひもがボロボロになってほとんどが切れかけていた。それに葦も折れたものが目につき、そのままでは使用に耐えない状態であった。


 ということで、よしずをバラして編みなおそうと思ったのである。ネットでよしず編みの参考となるサイトを探し、編み機はベランダの物干し竿を使えばなんとかなると踏む。調達する材料は麻ひもだけで、あとは家にあるもので間に合う。


 時間つぶしには良い作業かと軽く見積もったのだが、思いの外に悪戦苦闘を強いられた。以下、いつものようにその時のツイートをまとめた奮戦記である。


<1日目>

夏の日射しを少しでも緩和するために、よしずを使っている。急に暑くなったので、例年より早くよしずを使おうと出す。開いてみると、編んである麻ひもがボロボロで壊れかけていた。

よしずを編み直そうと思い立って、ネットにあたってみる。あるサイトにあった編むための仕掛けを参考にやって見ることにした。まず、麻ひもをAmazonで探して発注する。RT 「よしず」づくりに挑戦!

材料が揃うまで、よしずをバラす作業を昨日から始めた。埃まみれになりながら、解体する。ヨシを1本づつチェックしながら、折れているものを除外する。2割位のヨシが使い物にならなかった。猛暑日のベランダ作業は汗だくで大変だった。

麻ひもが届いたので、ベランダが日陰になるまで準備作業。必要な本数に麻ひもを切る。次に重りになるものを探す。数があって、適度の重さがあればいい。テニスボールが目についたので、これを重しにする。

午後になってベランダが日陰になる。気温は35℃位だろうが、風があるのでまだマシだ。作業開始。よしずの長さは2mを超えるので、物干しを編み機に見たてる。端になるヨシ一本をぶら下げるまで時間が掛かった。

100本以上もあるヨシを編み込んで行くのは時間が掛かる。たまに重しのテニスボールが外れて、ベランダを転がって行く。遂に日没サスペンデッド、2割ほどの作業を明日に持ち越す。6時間立ちっぱなしは、散歩より疲れる。^^;



<2日目>

ベランダが陰るのを待って、よしず編みに掛かる。あと20本位であるが、隙間を詰めたりなどの調整があるので簡単には終わらない。2時間程で編み終える。あとは端を切って長さを揃えるだけだ。

完成したものを立て掛けて、風で倒れないよう固定する。ダメになったヨシを間引いたので、80cmほど横幅が短くなった。網目が少し波打っている。^^;

今回、よしずを一年放って置いた間に、小さな虫がついていた。網戸用だが、虫除けをスプレーしておく。





<材料などのまとめ>

■用意するもの
 ・ヨシ  (古いよしずをバラして再利用)
 ・おもし (テニスボール)
 ・編み台 (物干し台と竿)
 ・麻ひも (Amazonで調達)


■編み方の概要
  



 以下は、今回の編み直しで参考にしたサイトで、ここでベランダの物干し台を使えば編み機にできると考え、編み直しを思い立った。
【参考】「よしず」づくりに挑戦!