つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

猛暑を抜けだし木曽路に逃げる(2)


 伊那の谷間を抜け出し、まずは北に進路をとって安曇野に向かう。


 ちょっと暑いが、わさび園で遊んでから、木曽路を南下し御岳山のヒュッテに向かうことにした。


 そのあと南下して御岳山に向かうが、途中で街道の宿場町として栄えた奈良井宿に寄ることにする。




2013年08月08日(木)

朝の気温は18℃だと。起きて長袖のトレーナーを着た。猛暑からやっと逃避できたことを実感する。ベランダ越しに山中の農村の風景が広がる。
 
posted at 08:40

朝食を摂っている間に飼い猫がベッドの上で丸まっていた。気持ち良く眠っている。ちょっと触っても起きない。

posted at 08:44



安曇野

安曇野なう。暑い、30℃はゆうに超えている。わさび園に入って、即ワサビ・ソフトクリームを。^^;
 
posted at 12:24

わさび園の最長探索コースを踏破する。木陰を縫って行くので、それほど暑くはない。途中で足湯ならず足冷やしの場がある。余りに冷たくて長く足を浸けてられない。
 
posted at 13:07



奈良井宿

安曇野を今回の北限として南に下り、木曽の山へと南下する。途中の奈良井宿に寄る。駅に駐車して、 宿場町の端から端まで一往復。これで今日の散歩分のカロリー消化ができたようだ。

posted at 18:23

奈良井宿で見た七福神のお地蔵さん。



<御岳山>

木曽の御岳山の山中に分け入る。高度を稼ぐに連れて気温が下がる。ついにエアコン設定温度を下回る。今夜のお宿のヒュッテに到着した時は、25℃である。日向でも涼しい。
  
posted at 18:31



猛暑を抜けだし木曽路に逃げる(1)


 今年の夏は7月からうだるような暑さが続く。35℃を超える猛暑日の予報が出ると、やりきれなくなる。


 ついに一週間後に猛暑日が連続するとの予報が出た。それを聞いて、その日に合わせて東京を抜けだそうと決めた。


 高いところに行けば涼しい。そう考えて山の多い長野あたりを思い浮かべる。木曽の御岳山に友人のヒュッテがある。まずはそこを目指して4日間の旅に出た。


2013年08月07日(水)

これから猛暑が続くというので、東京を抜け出した。双葉SAまで来たが、まだ猛暑からは逃げ切っていない。ここも暑いのだ!

posted at 14:22



諏訪湖

平日の諏訪湖は人気もなく、静かだった。数日後に始まる花火大会の準備だろう、ところどころの駐車場が規制されている。



<伊那>

(待ち合わせ場所)宿まではナビにない道なので、ここで迎えを待つ。

諏訪湖の畔を周って、伊那の山中まで登ると涼しくなってきた。予定通りの時刻に山の宿に着いた。涼しいがまだ汗はひかない。

posted at 17:27

この宿「月のもり」は、1日に1組の客(2人がベスト)しか取らない不思議な所で、畑で採れた有機野菜料理を食べさせてくれる。稼ぎは、その野菜販売にも頼っているとのこと。ドイツからの女性のアルバイターがいた。

posted at 17:52

(「月のもり」の畑)食卓に出てくる料理は、すべてこの畑でとれた野菜である。
 

本日の夕飯は、オール野菜の料理。右のトマトだけで4種類が盛られている。美味しい。このあと、野菜の天ぷらも出てきた。

posted at 19:42



ベランダで"よしず"を編んでみる


 夏になると"よしず"をベランダの日除けにしている。ところで、"よしず"という言葉は知っていても、それが何かとイメージ出来ない人も多いらしい。当方も初めはそうだった。ちなみに調べてみると、「よしず(葦簀)」とは葦(よし)の茎を編んで作ったすだれ状のもので、立てかけて日除け、目隠しなどに用いるとあった。また、俳句では夏の季語にもなるようである。


 そのよしずを毎年の夏に使うようになってから、もう10年が経った。使わない時は、ベランダの隅にまるめて立てかけてある。今年も、日差しが強くなったので広げて使おうとしたが、編んである麻ひもがボロボロになってほとんどが切れかけていた。それに葦も折れたものが目につき、そのままでは使用に耐えない状態であった。


 ということで、よしずをバラして編みなおそうと思ったのである。ネットでよしず編みの参考となるサイトを探し、編み機はベランダの物干し竿を使えばなんとかなると踏む。調達する材料は麻ひもだけで、あとは家にあるもので間に合う。


 時間つぶしには良い作業かと軽く見積もったのだが、思いの外に悪戦苦闘を強いられた。以下、いつものようにその時のツイートをまとめた奮戦記である。


<1日目>

夏の日射しを少しでも緩和するために、よしずを使っている。急に暑くなったので、例年より早くよしずを使おうと出す。開いてみると、編んである麻ひもがボロボロで壊れかけていた。

よしずを編み直そうと思い立って、ネットにあたってみる。あるサイトにあった編むための仕掛けを参考にやって見ることにした。まず、麻ひもをAmazonで探して発注する。RT 「よしず」づくりに挑戦!

材料が揃うまで、よしずをバラす作業を昨日から始めた。埃まみれになりながら、解体する。ヨシを1本づつチェックしながら、折れているものを除外する。2割位のヨシが使い物にならなかった。猛暑日のベランダ作業は汗だくで大変だった。

麻ひもが届いたので、ベランダが日陰になるまで準備作業。必要な本数に麻ひもを切る。次に重りになるものを探す。数があって、適度の重さがあればいい。テニスボールが目についたので、これを重しにする。

午後になってベランダが日陰になる。気温は35℃位だろうが、風があるのでまだマシだ。作業開始。よしずの長さは2mを超えるので、物干しを編み機に見たてる。端になるヨシ一本をぶら下げるまで時間が掛かった。

100本以上もあるヨシを編み込んで行くのは時間が掛かる。たまに重しのテニスボールが外れて、ベランダを転がって行く。遂に日没サスペンデッド、2割ほどの作業を明日に持ち越す。6時間立ちっぱなしは、散歩より疲れる。^^;



<2日目>

ベランダが陰るのを待って、よしず編みに掛かる。あと20本位であるが、隙間を詰めたりなどの調整があるので簡単には終わらない。2時間程で編み終える。あとは端を切って長さを揃えるだけだ。

完成したものを立て掛けて、風で倒れないよう固定する。ダメになったヨシを間引いたので、80cmほど横幅が短くなった。網目が少し波打っている。^^;

今回、よしずを一年放って置いた間に、小さな虫がついていた。網戸用だが、虫除けをスプレーしておく。





<材料などのまとめ>

■用意するもの
 ・ヨシ  (古いよしずをバラして再利用)
 ・おもし (テニスボール)
 ・編み台 (物干し台と竿)
 ・麻ひも (Amazonで調達)


■編み方の概要
  



 以下は、今回の編み直しで参考にしたサイトで、ここでベランダの物干し台を使えば編み機にできると考え、編み直しを思い立った。
【参考】「よしず」づくりに挑戦!



唐突に決まった秋田・青森の旅(4)


 最終日になって東北は梅雨の様相を見せ始めた。どんよりと曇って、ついに小雨が降りだす。今日は、五能線を走るリゾートしらかみ号でゆっくりと日本海を眺めながら秋田に戻る予定である。この様子では、車窓からの景色が期待できない。


 秋田についてからは、夕方の飛行機まで時間がある。それまで市内をぶらつく予定にしている。できれば、その頃には雨が上がってくれればなと願いながらホテルを出た。

2013年06月15日(土)

今朝の弘前は小雨が降っている。気温もグッと下がって、涼しい日になりそうである。さて、これから南下することになります。



弘前駅

弘前駅なう。これからリゾートしらかみ号で五能線の各駅停車の旅を。小雨がぱらついていて景色に影響が出るだろうが、涼しくて良い。



五能線

くまげら編成の先端車両の最前席を確保した。ゆったりと眺めて行こう。
  

津軽三味線の生演奏が始まった。これがあると聞いていたのが、先頭車両の最前席にした理由の一つだ。ガスって見通しは悪いが、津軽の景色に目をやりながら聴くのも良いものだ。

車内販売が来たので、早速に駅弁を調達。後で日本海を見ながらお腹を満たそう。

日本海が見えてきた。沖の方はどんよりと重い雰囲気が漂う。千畳敷(左の写真)と言うところだそうな。見所では電車の速度を落としてくれる。
   

深浦駅で下りのリゾートしらかみ号と出会う。青池編成の列車だ。ホームに降りると細かな霧雨が漂っていた。雨は止んでいないが、明るくなってきている。
   

リゾートしらかみ号は各駅停車ではない、快速ということになる。駅を飛ばして行くので、始めて分かった。^^; ところで、白神山地の緑が雨に濡れて美しい。山の頂上はガスに隠れて姿を見せない。


途中で列車に向かって手を振ってくれる人がいた。
建物の窓には「がんばってるよ!東北」と。




<秋田・千秋公園

再び秋田に舞い戻った。少し市内観光をと、千秋公園へ。佐竹の殿様の居城だった久保田城跡である。

城郭は残っていないようです、表門で休憩中なう。曇りで涼しい。ここまで上り坂だったので汗がにじむが、気持ちの良い風が乾かしてくれる。



秋田市民俗芸能伝承館・ねぶり流し館>

民俗芸能伝承館で竿燈の体験をする。なかなかバランスをとって持てないものだ。あとは地元の子供が練習するのを眺めるだけ。流石に上手だ。
  



<旧金子家>

呉服問屋・旧金子家で、囮の外蔵、トイレは内藏の裏だけにして常に目が行くようにするなど、防犯上の工夫を聞いて感心する。また火災に対する防御で、草を使った防火シートなども面白い。当時の知恵を知らされる。



<駅まで街歩き>

赤れんが館を横目で見て駅に戻る方向に舵を切ると、奇妙な組み合わせの文字を見た。「しょうゆそふとくりーむ」、直ちにイメージが沸かない。では、と試すことに。仄かに醤油の味がする。だたそれだけの味だった。でも、大胆な組合せだ。

たくさんのAKB、つまり秋田美人にも出会えた。^^;
  

ところで、秋田市内は歩行者にやさしくない街だ。大きな道路で歩道が無いところがあるし、交差点の片側にしか横断歩道が無い所もある。散歩好きには歩きづらかった。



秋田空港

秋田空港なう。そろそろ羽田に飛びます。着いた日の暑さは嘘のように無くなり、秋田は涼しくなった。東京はどうなのだろう。



<東京>

さすがに、東京は蒸し暑い。家の中は熱帯夜並みの温度になっている。

今回は行きの日が雨だったので、車で行って空港のパーキングに放り込んでおいた。帰路も早くて楽だ。2、3泊の旅なら、羽田まで二人分の交通費と駐車料が同じか少し足が出るくらい。今後、このパーク&フライに味を占めてしまいそうだ。

  成田から海外に行く場合は、空港外の安い駐車場に車を止めて、パーク&フライをすることが多い。自宅から二人で旅行するとして、電車などを使った場合に比べて、車のガス代、高速料金や駐車料を含んだコストがバランスするのは10日ぐらいのようである。一方、羽田の場合はガス代と駐車代になり、旅行者二人として、4日以内がコスト的に釣り合うようだ。ただ、荷物のハンドリングやドアツードアの快適さ、そして時間的にも有利になるので、その分のアドバンテージを考慮する必要があるだろう。しかし、海外から帰国したときは、まず寝不足と時差ボケの頭を抱えることになるので慎重な運転が必要になり、安全面では不利だ。



唐突に決まった秋田・青森の旅(3)


 さて、今日は1日掛けて弘前から十和田湖周辺を巡って帰ってくるツアーバスに乗る予定である。途中で数カ所の観光ポイントに立ち寄ってくれる。十和田湖での時間も十分にあるので、奥入瀬を少し歩けるかもしれない。


 旅も三日目に入ると、少し疲れが出てくる。ツアーバスに乗って何も考えずにゆったりと巡るのも良いかもしれない。と思っていたが、乗り込んだマイクロバスには運転手一人、観光ポイントに連れて行ってくれるだけのものだった。途中の風景の案内も、停車した場所のガイドもない。仕方なく、着くたびにどういった場所なのかを聞いていた。ただ、バスは貸切状態でよかった。


2013年06月14日(金)
岩木山

今日も天気良く、暑くなりそうだ。ホテルの窓から岩木山が大きく見える。八甲田山は東の方向だからこの窓からは見えず。



十和田湖アーバス

十和田湖奥入瀬を巡るツアーバスに乗る。乗客は二人だけの貸切状態だ。ゆったりと楽しめそう。

   


<関の庄)>

大鰐温泉近くのいかりがせき(関の庄)で足湯に浸かる。まだバスツアーの前半、疲れる前なので、帰りの方が良かったのだが。それでも気持ち良くなった。
  



<小坂鉱山事務所>

百年ほど前に銀鉱山として栄えた小坂鉱山事務所に寄る。当時日本一の生産量を誇っただけあって、建物はゴージャスだ。今は資料館になっている。



十和田湖

十和田湖なう。アヒルさんが整列して出迎えてくれました。日向は暑いが、木陰に入れば涼しい。湖畔に気持ちの良い風がそよぐ。

  このツイートの後に、@umitaro37さんから「アヒルじゃないよ白鳥って呼んであげてね(笑)」との注意が入った。よく見るとスワンと書いてあった。訂正のRTを送る。Twitterをしていると、たまのこういうやりとりが楽しい。

乙女の像と自分撮り。ちょと厳しいか。^^;

第6十和田丸で子ノ口に向かいます。こんな大きな船なのに、見渡すところ、乗客は4人だけだ。

船から見ると、先程のスワンたちが背を向けてる。アヒルと言ったのを怒っているようだ。

子ノ口で下船。時間があるので、奥入瀬を少し歩くことにする。



奥入瀬

奥入瀬は、昔々に八甲田山からの帰りに歩いたことがある。その時はリュックとスキーを担いでいたが、今日は空身だ。歩きだすと、当時の記憶が少し蘇る。

遊歩道に少し分け入ると、木陰になり渓流の激しく流れる音が高まる。風も気持ち良いが、虫たちがぶつかってくる。所々が痒い。
  



八甲田山

アーバスの帰りは、これも懐かしい酸ヶ湯温泉を通るルートだ。八甲田山に向けて高度を上げるにつれて、道路脇に残された雪が多くなる。山の斜面にも、まだ滑れそうな残雪があった。



 この後、ホテルに戻り、夕食に出かけた。昨日のイタメシ屋で貰った無料クーポンを使いに行こうと思ったが、折角なので居酒屋風の店で青森の郷土料理を楽しんだ。
    




唐突に決まった秋田・青森の旅(2)


 2日目は、男鹿半島から青森の弘前市までJRを使って移動する行程である。ほとんどが車中で過ごすことになり、乗換も2回あって、待ち時間も長いのだ。のんびり、ゆっくり各駅停車の旅を楽しもう。おそらく暇を持て余してツイート回数が多くなるだろう。


 予定では午後の中ほどに弘前に入るので、市内を見て回る時間は十分ある。駅前のホテルを予約してあるから、チェックインして身軽にして出かけられる。ホテルから弘前城までそう遠くはない、午後の散歩と思って少し歩いてみるのもよいなと考える。ただ、涼しいと思って来た東北だが、昨日の秋田では30℃を超える真夏日に、今日も晴れて弘前も暑くなりそうだ。

2013年06月13日(木)
<天気図>

台風3号は予想通り八丈島近海で熱帯低気圧に変わった。その名のようにおとなしいヤギさんになった。これで一安心だが、秋田は真夏日が続く。今日も快晴で暑い日になりそう。



<男鹿駅>

男鹿駅なう。また、北上します。

電車が来ました。これから各駅停車の旅が始まる。途中で二回も乗り換えなければならない。乗換の待ち時間も尋常じゃない。また、暇つぶしTwが多くなりそうだ。



<追分駅>

追分駅、乗り換え待ちなう。ホームに降りると、真夏日の熱波が襲ってくる。遠くに次に乗る電車が見えてきた。

奥羽本線は、単線の部分が多い。本数が少ないのでそれで良いのだろうが、たまに駅ですれ違い待ちになる。左右の景色に飽きてきたので、前が見える先頭に陣取った。外は暑そうだが、車内はエアコンが良く効いている。



大館駅

乗った各駅停車の終点、大館駅に到着。電車を出るとサウナのような熱気が。駅員さんに聞くと、ホームは34℃あると。間違って熱帯に迷い込んだ気持ちになる。

ホームに忠犬ハチ公がいる。背後にある説明を読むと、大館生まれなそうな。なるへそ!暑さで言葉もおかしい。^^;

ここで40分近くの乗り継ぎ待ちになる。駅弁を買おうと思ってホームの駅員さんに聞くと、そのドアから入るとコンビニになるので、そこで買えると。

ドアを開けて入ると驚いた。駅に併設されたコンビニの裏口だ。正面の入口を使えば、改札をパスできる。店員さんがそれを監視することになっているのだと。

駅弁を買って、裏口近くにあるテーブルを借りてお腹を満たす。こういった地方の駅では、面白い体験をできる。また、みなさん親切だ。人が少ないと、人とのふれあいでの良い面が強調されるのだろう。
  



弘前市

座り続けでお尻が痛くなる頃に弘前駅に到着。ホテルにチェックインしてから、100円均一市内循環バスで弘前公園へ。大館より涼しいが日差しは厳しい。



弘前公園

弘前公園に入ると、函館から来たという子供たちに出会う。話をすると、小学校の修学旅行でグループ行動をしているのだと。弘前城を見たあとは、ねぶた村に行くという。こちらもそうすると言って別れた。というか、追い越された。みんな活発で良い子だ。

弘前城、追手門側のお堀に架かる橋から見ると美しい。橋を渡り回り込んで城内の入口側から見ると、少し雰囲気が変わる。三階建てのお屋敷といった感じに見える。
  

三階、つまり天守閣に上ると、窓からの風が心地良い。少し陽が傾いた方向に岩木山が霞んで見えた。津軽富士とも呼ばれ、単独峰として見応えがある。ただ、山頂のシルエットは富士山よりとんがっている。

弘前公園は桜でも名高いところだ。その桜の木を見ると、サクランボの実が育ちつつある。

公園内に日本一幹が太いというソメイヨシノの大木があった。説明書きの横に、満開に桜の花をつけた写真がある。見事な咲きっぷり。このような時期にもう一度来たいものだ。



<ねぶた村>

ここからはいつもの散歩スタイル。歩いてねぶた村に行く。ねぶた飾りの大きさに圧倒されたり、飛び入りでお囃子の太鼓を叩いたり、津軽三味線の迫力に触れたりと、結構楽しめた。
  

こけしや織物などの民芸品実演コーナーで、こんな洒落た?モノを見つけた。寝ぶた(ねぶた)のダジャレ物。こういうのは私の好物。ついでに、秋田でAKBは秋田美人と読み解くとあったのも記憶に残っている。

ホテルまで歩いて帰る途中、市場のようなところに寄るが、既に半分ほどの店は閉まっていた。その近くのイタメシ屋で夕食をとる。



<なぞなぞのイタメシ屋>

イタメシ屋のトイレになぞなぞが二つ書いてあり、解くと賞品が出るのだと。食べなが考えていると閃いた。幸運にも二問とも正解にたどり着く。で、無料クーポンをゲット。でも、これを使う機会はあるのだろうか?



唐突に決まった秋田・青森の旅(1)


 6月末で相方のANAマイレージが半分ほど失効するというので、使ってしまおうということになる。大体において旅の計画はいきなり始まることが多く、今回も唐突だった。当方のマイレージは殆ど無いので、以前聞いたことがある"いっしょにマイル割"なるものが脳裏をかすめる。これを使うと、双方において安く飛べるはずである。

 まずは行き先だが、このところ「がんばれ東北」が頭にあるので、おのずと視線は北に向く。まず青森と思ったが、調べるとANAは飛んでないようだ。ANAで行ける秋田市には行ったことがないなと思い、そこを起点に青森方面に北上しようという基本線が決まる。
 あとは連想ゲームで、秋田から男鹿半島なまはげ、青森から弘前のりんごや十和田湖奥入瀬、八甲田などが浮かび上がる。そしてネットに当たると、白神山地の海岸線をゆるりと走る五能線があることを知った。

 大体の候補地が決まると、これらの場所を適当な日程で鉄道で縫っていけば良い。要は、秋田から出て秋田に戻るルートを、地図上に描いていくのだ。このときGoogleのマイマップとネットの乗換案内が役に立つ。時間的に余裕を持たせて、要所要所を抑えたスケジュールを決めていくだけだ。そうすれば、途中の気分で気まぐれに寄り道をしたり、急な出来事にも対処できる。

 最後に、飛行機の予約、そして宿泊場所を決めて予約も行う。五能線リゾートしらかみ号は人気があるし、座席によって楽しみが大きく違うらしい。それで、海側でかつ車内のイベントに一番近い席を調べて乗車券を買いに行った。これだけネットからの座席指定が出来なかった。

 以上が、5月の中旬に行ったことである。そのときに唯一気がかりだったのは、東北がいつ梅雨に入るかだった。しかし、直前になって梅雨どころではなくなった。台風3号が発生して、出発日あたりに東京に大接近するという。最悪の場合は、飛行機が欠航になって大幅なスケジュール変更を余儀なくされる。

 幸運にも、台風はそれて衰弱し影響はなくなった。ただ、出発当日は大雨になった。仕方なく、車で羽田に行き、そのまま駐車場に放り込んでおくことにした。スケジュールに影響が出る台風よりも、大雨のほうがまだマシである。あとは、旅先の天気次第であるが、予報では可も無く不可も無くというところだ。

2013年06月12日(水)
 初日は、秋田に飛んで男鹿半島まで行く予定にしている。うまく行けば、日が沈むまでに半島を少し観光できるだろうという目論見である。


<羽田空港>

羽田空港なう。これから北上します。

  羽田までは、雨なので都営バスとリムジンバスを乗り継いで行く予定であったが、朝起きて急に気分が変わり車で行くことにした。4日間の駐車料金を調べると、二人でリムジンバスを使うのに比べてそれ程アップしないからである。雨や日の移動を考えると格段に楽ができるからでもある。

台風3号は八丈島の西で速度を緩めている。このまま熱帯低気圧に変わっていくようだ。今後は影響は受けないだろう。おかげで涼しくなった。

HANEDA FREE WiFiは、制約があるらしく、Twを見られるがアップできない。その他にも繋がらない所が多い。結局、mobile pointで繋ぎ直す。



<秋田>

秋田空港なう。快晴、東京より暑い。更に北上します。

  秋田に着いて晴れた空を見上げてホッとする。また、手荷物が早く出てきたので、予定していた1本前のシャトルバスに乗ることが出来た。これでスケジュールがぐっと楽になる。地方に行くとJRもそうだが、時刻表の発車間隔が大きいので、1本早くなると1時間は稼げる。逆に乗り過ごすと、1時間ほどロスする。

そうそう、機内から鳥海山がクッキリと見えた。

秋田駅なう。冷やし中華を食べて、これから男鹿線で鈍行の旅。外は暑いが、車内はエアコンが効いている。

便利になった。駅ビル内ではほとんどSuicaが使える。で、デザートにずんだきんつばをそれで買う。でも、店員のおばさんが慣れてなく現金より時間が掛かかる。地元の人と初めての会話になった。^^



男鹿半島

羽立は無人駅だった。 そこで降りて、観光タクシーでなまはげ館へ。地域ごとに顔の違うなまはげがいっぱいでお出迎え。多勢に無勢で、少し異様な雰囲気に浸る。



なまはげ伝承館>

隣のなまはげ伝承館で、男鹿の大晦日気分を味わう。伝統的な家屋内で行われるので雰囲気が出ていてなかなか良かった。なまはげの落とした藁が御守りになるのだと言われ、一、二本拾って財布に入れた。

真山神社を参拝して、北に向う。

神社から車で少し下ったところに万体仏という文化財が。小さなお社に一歩踏み込んで目が慣れるのを待つと、壁一面に無数の仏が見え始める。粗い彫りの小さな仏像だがこれだけ居ると壮観だ。



<八望台>

少し走って男鹿半島の西にあるこ八望台に出る。そこから見下ろすニノ目潟と戸賀湾の光景が素晴らしい。東に寒風山、北に一ノ目潟が展望できる。

一ノ目潟、ニノ目潟は爆裂火口(マール)の湖である。西陽が眩しくて見えなかったが、三ノ目潟もあるようだ。



<入道岬>

北に向うと間もなく半島の北端にある入道岬に着いた。白と黒に塗り分けられた灯台がとてもモダンに見えた。

入道岬を海岸の方に歩いて行くとモニュメントがある。ここはちょうど北緯40度になるようだ。東に行くとニューヨーク、西に辿ると北京にぶつかる緯度である。

北緯40度の線上には、そのラインで切り分けられた巨石が幾つか置かれている。ところで今年はよく端っこに行く。昔から末端とか先っちょが好きなようだ。
  



<男鹿温泉>

男鹿半島をざっと巡って、男鹿温泉郷に入る。さて、これから温泉だ。