つれづれ memo & feel

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マスク姿はウィルスの脅威かマスコミか

Blog vs. Media 時評」の記事に、国内のブタフル(新型インフルエンザ)感染者が100人を超え、大都市圏を中心に拡大しているとあった。そこに引用された感染症情報センター作成の「日本の流行地図」を見ると、ほぼ全国に行き渡っていることが分かる。





感染者がゼロとされている白塗りの県は、青森、山形、福井、島根、沖縄の5つだけ。
ウィルスは高温多湿に弱いと聞いていたのだが、夏に向かって収束する気配は全くないようだ。


ところで、4月末にWHOより警戒フェーズ3が宣言された頃から、マスク姿の人がやたらと目につき始めました。国内に感染患者がわずかな状況なのに、マスクが売り切れ状態というニュースもよく聞かれた。
それが、感染者数が増加しているにもかかわらず、ブタフル報道の減少と相まって、マスク姿もまばらになったように感じます。6月に入って警戒フェーズが最高の6になり、最も警戒しなければならない状況なのに、さらに少なくなったようです。


ひとつには、ブタフルが弱毒性ということや、国の対応が季節性インフルエンザと同じになったことで、警戒感だけは希薄になってきたことの現れだと思います。


もうひとつに、先の地図にあるように全国的広がってしまい、ブタフルのもつニュース性が小さくなったことも影響していると思う。前述のブログにも、

4大都市圏がレッドゾーン(感染者100人以上)入りしました。・・・これはニュースだと思うのですが、テレビ・新聞ともメディアには出ません。

とあり、報道もそっぽを向いています。


感染者が少ないうちは、「ブタフルに感染するとマスコミの餌食に・・・それだけは避けたい」という警戒感が、私も含めて誰にもあったと思う。それがマスク姿に現れていたのではないか。
マスコミから逃れるため人気タレントがマスクに頼ることもあるが、脅威においては共通である。