つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

沖縄居候日記(9) 波照間航路と竹富島


 波照間島で見ることも・することも一応終わったので、海の穏やかなうちに石垣に戻ることにする。空はまだどんよりと曇っていたが、うねりはあるが朝の高速船は出るとのこと。海の期限が変わらぬうちにと、それに乗船する。ただ、乗船した席も影響したのだろう、外洋のうねりの衝撃を体いっぱいに感じながら石垣に着いた。


 石垣のホテルに荷物を預けてから、「タイムスリップができる島」と聞いていた竹富島に渡って観光をすることにした。石垣近郊にある島の観光ツアーはよく出来ていて、直前にでも、離島ターミナルで色々なオプションを選択しながら簡単に申し込むことができる。ただ天気が今ひとつスッキリしないのが玉に瑕の日だった。

2013年03月15日(金)

さて、明日の石垣に戻る船は出るだろうか。

薄曇りの下、部屋から海を眺めると、海は凪いででいるようだ。船会社からのメールが入った。「波照間航路、通常運航」 、良かった予定通り石垣に戻れる。欠航づいてるので空や海の便に敏感になっている。^^;



  港には、特派員も見送りに来てくれた。そのときに知り合いのおばあが居て紹介してもらう。これから同じ船で石垣に向かうのだそうだ。


<波照間航路の衝撃>

フェリーより小さな高速船なので小刻みに揺れる。ツイートする指が思い通りにならぬ。

  この高速船の前の方の席は空いている。あとで理由を聞いたのだが、前方の席ほど揺れが大きくなるからである。船の構造を考えてみると納得できる。つまり、上下の揺れでは、後方のスクリュー辺りが支点になるため前方ほど上下動が大きくなる。船首が波によって跳ね上げられ、次の瞬間には海面に叩きつけられる。伝聞によれば、前の席に乗った人が衝撃で背骨を折ってしまい、波照間に着いたのだがそのまま病院のある石垣に連れ戻されたことがあったのだと。

外洋を抜けた。まだキーを上手くタッチ出来ない。外洋では、波に叩きつけられる衝撃で船が壊れるかと思う。56kmを1時間だから、30ノット以上のスピードを出している。操舵室を見ていると、外洋は7割、今はフルスロットルで航行しているようだ。

  何も知らなかったので、前方の空いていた席に座ってしまった。自分の体より、船が壊れないかと思われる衝撃がかなりの間続いた。知らぬが仏だろう、幸いなことに何事も無く石垣港に辿りつけた。


石垣島

石垣港に到着。晴れてきた。

  高速艇から下船して驚いたことがある。波照間から一緒に乗船したおばあが一人で降りてきたのである。てっきり波照間の港に居た長女の方と一緒だと思っていたのだ。あの揺れにも平気でケロッとした顔で、石垣での迎えを待っている。記念にと写真などを撮って、迎えが来るまで一緒に居た。

さて、ホテルに荷物を預けたので、竹富島に行こう。その前に腹ごしらえ。八重山ソバがきた〜。



<沖縄のぜんざい>

食後にぜんざい、内地で言うカキ氷、を食す。沖縄のぜんざいは、小豆では無くウズラ豆がよく使われている。それを確認するために頼んでみただけ。^^;

  ウズラ豆は間違い。正解は、金時豆です。植物などの知識は少ないし、ツイッターでは条件反射的につぶやくので、こういう間違いはしょっちゅうである。^^);

こんなメールが入っていた。 「波照間航路、通常運航。フェリーはてるま、運休になります。(先程のメールは、フェリー運航の案内になっていました)」。もし、こちらの方が安いからとフェリーで帰ろうとしていたら・・・。これで欠航病から解放されたかもね。^_^



<公設市場>

腹ごなしに、石垣市の公設市場をぶらつく。那覇のより小さいが仕組みはよく似ている。

1階の市場で石垣牛の肉を買って、3階の食堂で料理してもらって食べる。というシステムをテレビで取材していた。何処かで見たタレントさんだ。



竹富島

竹富島行きの船を待ってる、なう。

グラスボートから見た竹富島の珊瑚。昨日のうねりの影響で海が濁っているとのこと。それに曇り空、海を覗くには最悪の条件だった。それに定期航路の近くで、船が作る波を受けて大きく揺れるのだ。(**)

グラスボートで揺られた後、竹富島を牛車に乗ってのんびりと見学。その後、島を2時間ほどぶらついた。さて、また高速船に乗って石垣に戻ります。今日は船によく乗った。揺れにはかなり強くなったようだ。

竹富島は平らな島だ。島の中ほどで、こういう標識を見た。景観のために高い建物は建てられないと聞く。大きな津波が来たら何処に逃げるのだろう。今朝まで居た波照間島も少し高いが平らである。そこでも同じことを考えていた。

西桟橋。ちょうど干潮で干上がった海が広がっていた。

コンドイビーチ。波照間ほどではないが砂に赤みがある。珊瑚のかけらや貝殻が打ち上げられている。普通はこうなのだが、宮古島も前浜は砂しかない。色んなビーチを見てきたが、前浜が特異なのだろう。

竹富小中学校。裏の道を行ったので、正門辺りに信号機があるかどうかは確認できなかった。波照間小中学校には無かった。南大東島などでは島に信号機が無いので、子供達が本島などに出たときに、信号で戸惑わないようにと設置してあるのだ。

懐かしい郵便ポストがあった。竹富島は、集落に入った途端タイムスリップしたような感覚になる。建物の制限は、その雰囲気を残すための努力の一つだろう。



<ホテルで復習>

TVを見ていると、石垣を旅する番組が流れている。今、場面は竹富島の観光になった。さっき見た場所が次々と出てくる。今日の復習をしているようだ、
  

そうそう牛車に乗りながら、盲導犬を思い出していた。我々の乗った車を引っ張る水牛は、高度な調教を受けているようだ。コースを覚え、観光スポットや十字路で一旦停止する。凄いのは、狭い道で長い台車をコーナーに当てないよう大きく曲がって歩く。