つれづれ memo & feel

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ブタフルとそのワクチン、どちらが怖い?

よく覗いているブログのエントリー「インフルエンザも怖いがワクチンも怖い」を読んで、考えてみた。


ある小児科医によるブログ「新型インフルエンザの死亡率」では、ブタフルは弱毒性でもレベルが低いようだ。従来の季節性インフルエンザの死亡率が1万人に一人なのに対して、新型のブタフルは現在までのところ10万人に一人ということになるらしい。


一方、毎日jp(毎日新聞)の記事から、ブタフル用のワクチンは、約450万件の接種に対し、877件の副作用、うち入院相当の重い副作用は68件(7万件に1件)で、21例の死亡が確認されていると言う。




Watching the H1N1 flu pandemic - The Big Picture -


ここからが、”どちらが怖い”の勝手な想定である。
 ・ブタフルの感染確率を50%*1にすると、暮らしの中で感染&死亡の確率は、1/20万
 ・ワクチン接種の死亡率は、1/21万(=21人/450万件)
ワクチンをしてもしなくても、それほど変わらない。
 (*1:季節性インフルエンザの場合、年間感染者数:1500万人を日本の人口:12700万人で割ったものを、その感染確率とすると約12%になる。これよりも高い確率で、切りよく五分五分としてみた。)


しかし、
 ・ワクチン副作用の確率は、1/0.6万
 ・ワクチン接種で入院相当の重い副作用になるのは、1/7万
ブタフルの症状とワクチン副作用のどちらがつらい思いをするのか分からないが、こうなるとワクチン接種も考えものだ。


多くの人が感染したり、ワクチン接種で免疫をもつ人が多くなると、集団免疫の点からブタフル感染率は季節性並みに低くなっていくはず。ブタフルも自然の摂理と思えば、じたばたせずに自然体でいたほうが良いのかも。


先日見たテレビ番組「がん 生と死の謎に挑む」の中で、膀胱ガンを患った立花隆が最後に言った「QOLを落としてまで癌に立ち向かうことはしない」という言葉に通じるような気もする。