つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

心臓はカラダの左ということではないらしい

心臓はカラダの左にあるものと思っていたのだが、違っていたようだ。


散歩中にiPodから、「カラダにある臓器の配置図を描けますか」と問題が投げかけられた。よく聞くポッドキャスティング学問ノススメ:海堂尊」の中のインタビューからである。即座に、頭のなかで臓器の位置を思い浮かべてみる。心臓や肺、そして肝臓や胃などなど、主要なものは思い出せる。それ以外は、名前も場所もあやふやであった。


帰ってからも、そこで言っていた「カラダ地図」が気になってしょうがない。インタビューの会話からは正解の地図が見えないので、紹介されていた本「トリセツ・カラダ」を取り寄せてみた。
トリセツ・カラダ

カラダの仕組みを詳しく説明した専門書は多い。けれどもカラダのトリセツ(取扱説明書)みたいな、おおざっぱなことが「ざっくりすべて」わかる本はない。

この趣旨にあるように、臓器の位置やおおよその役割、そして他の臓器の関連などが図解されて説明がついている。


読み終わって、多くのことについて認識を新たにした。

まずは、心臓の位置である。心臓は胸の中央に位置し、右の図にあるように左右二つのポンプで構成されている。
 ・右側は、肺に血液を送る小ポンプ。
 ・左側は、全身に血液を送る大ポンプ。
昔から「心臓は左」と信じていたのだが、そうではなかった。つまり、全身に血液を送る方の左側が大きいからそう思うようになったということらしい。


心臓から出ている動脈の配置もはっきりした。これで、心臓カテーテルなどを挿入する場所が太もも(大腿部)になっていたことも理解できる。


次に、十二指腸。胃の後にある、指十二本を重ねたくらいの長さの単なる腸という知識しかなかった。しかし、胆のうと膵臓がつながっており、それらの消化液ですべての栄養素を分解する大変重要な化学工場であった。


など、良い勉強になった。最後に、カラダ地図の描き方があったので試してみる。

2、3回練習をすると、少しはましな絵を描けるようになった。最後にいろいろと描き加えてみたのがこれである。

病気ってヤツはカラダの中で何が起こっているか理解できれば、半分は治ったも同然。それがわかれば嫌いな病院に行かなくても済む可能性もある。

とあったが、カラダに異変を感じたときに部位ぐらいは想定できるようになったと思う。