つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

ブロガー名刺をつくってみました

昨年から、名刺というものを持たない生活が始まっている。そんなに人に会わないから不便はないのだが、たまに新しく知り合いになる方がいる。ある集まりや、旅行などの時である。連絡先などの交換が必要になると、口頭または紙などに書いて渡している。


ほとんどそれでことは足りるのだが、相手から立派な名刺などをもらうと少し気が引ける。最近、ふと「ブロガー名刺」というのがあるということを思い出して作ってみることにした。それは、ブログでその印刷会社のHPへのトラックバックをする、つまり宣伝するという条件で格安の料金で作ってくれる。


今回は、その最低料金である「白黒100枚で1000円、デザイン料&送料込み」で頼んでみた。


発注すると、まず「こんな名刺が欲しい」そして「名刺に載せる項目は」という要望を伝えることから始まる。すると、デザイナーの方がこちらのブログを読んでくれて、「こんなデザインで如何ですか」と名刺案の画像を送り返してくれる。そのイメージを基に数回の修正をメールでやり取りをして、やっと出来上がった。”やっと”といっても、相手のレスポンスは非常にスピーディ。こちらのイメージが具体的になるまでの方が時間が掛かっていた。これはというイメージが出てこないし、迷ってしまって決定できないことも多い。また、イメージや修正内容を言葉で伝えるのも難しく、あれやこれやと3回も修正をお願いすることになってしまう。こちらの要領を得ないやりとりにもかかわらず、親切に対応していただいた。



(送られてきた封筒にも、心のこもった言葉が添えられてある。)


ちなみに「こんな名刺?」で考えたのは、名前とネットにある情報だけを伝えるということにし、リアル世界の情報は入れないということでした。電話や手紙ではなく、ネット環境のつながりの方がお互いに負担は(経済的も含め)少ないだろうからという思いがあった。リアルな情報が必要になれば、後でネットから伝えれば良いし、その時に必要であれば名刺の空欄に手書きするぐらいの感覚である。


郵便で届いたものを見ながら、これが以前読んだ「ウェブ進化論」(梅田望夫)でいう”あちら側”と”こちら側”の接点かななどと、しばらくボーっと考えていた。最後は、”ネットの世界”を”リアルな世界”のツールである「名刺」でつなげていくという、矛盾というか、いい加減なところが面白いのかなと・・。