赤い大地のアメリカ(4日目)
さて、ほぼ旅のメイン・イベントも過ぎ、後半に入ります。
今日は、セドナ(Sedona)という美しい西部の町を見て、再びラスベガスに戻ることになりる。途中、インターステイト40号線を降りて、昔むかしのTVドラマで有名なルート66を通る。
ところで、セドナでは赤い砂岩を使って染めたTシャツがお土産として有名だということを聞いた。お土産まで赤いのだ。
2012年02月01日(水)
<グランドキャニオン>
<セドナ>
セドナという小さな町に立ち寄った。赤いベル・ロックという小山が近くにある。
ガイドが言うには、この街にはパワースポットがあるらしい。ベル・ロックの前で両手を上げると良いというのでやってみたが、何も感じなかった。個人的に、いままでこの手のものに感じたことはない。ストレッチとしては気持よかった。(^^) ところで、”Power Spot”は和製英語である。英語にすると、”spiritual place”、”location thought to be flowing with mystical energy”としなければ通じないようだ。その現地ガイドは「ボルタ("volt"?)を感じる」と、電気的刺激に通じる言葉を使っていた。おそらく、日本人観光客だけに伝わる都市伝説なのだろうと思う。
グランドキャニオンから南に下ってセドナという小さいが美しい町に来た。サンドイッチで軽く昼食中なり。ここはWiFiがつながるので入った店。
やっぱり赤いTシャツをお土産として買った。店に入るとマスターらしき人が店番をしていた。アメリカのTV番組などで見る田舎町にいる定型的な人の良いおじさんタイプなのである。ビデオでTシャツの染め方などを見せて教えてくれた。二つほどを選んでカウンターに持って行くと、ネットで見たことのある折りたたみ器具を使ってたたんでくれる。面白いので、写真を撮らせてもらった。
<セリグマン&フーバーダム>
セドナからラスベガスに戻る途中、ルート66で有名と言われる床屋に寄った。しかし、昔TVでよく見たアメリカ・ドラマには繋がらない。私の記憶にある主人公とは関係の無いJD(ジェームス・ディーン)やMM(マリリン・モンロー)などスターの写真が置かれていた。ドラマの歴史は薄れたのだろうか。
「Rout 66」は、二人の若者(Tod、Buzz)がシボレー・コルベットに乗ってルート66を行くTVドラマ、そしてそのドラマの主題曲でもあり、ナット・キング・コールが歌って今はジャズ・スタンダードなった曲として記憶に刻まれている。しかし、その面影は微塵もなかった。帰って、子供らに「ルート66」でイメージするものはと聞くと、「大型バイクでアメリカの大地を延々とツーリングをする道」ということであった。我々の世代の歴史は、薄れている。
ラスベガスの手前でルーズベルト大統領のニューディール政策で有名なフーバーダムをちらっと見ることができた。この辺りのコロラド川を渡るとアリゾナ州からネバダ州に入る、つまり州境を過ぎると時間が変わる。それをiPhoneの時計で観察していた。橋をわたってからしばらくして、GPSのスキャンが掛かると時刻が一時間戻った。ちなみに携帯電話は、ネバダ州の基地局にローミングされると時刻が修正されるはずだが、その瞬間は見ていなかった。
<エッフェル塔ディナー>
ラスベガス・アゲイン。ちょっと張り込んでエッフェル塔のレストランに居る。セレブなディナータイムが始まるよ。(^^);
このレストランも無料のWiFiサービスがあった。料理間の間合いが長いので、暇つぶしに早速つぶやき始める。
リブ付き鹿肉。ちょっとクセがある。オートミール・ケーキはパスする。
ラスベガスに着いてからの夕食の実況中継は既につぶやいた。その後、偽エッフェル塔の上に登り夜景を見る。先日歩道からは平面に見えた噴水ショー、実際は大きな三つの輪になっているのだ。動画にも収めた。
ちなみに、このエッフェル塔はパリにある本物と同じ高さ(324m)に作りたかったらしいが、近くにあるラスベガス空港の航空制限により半分の高さになったと言っていた。
ダウンタウンにも行ってみたが、どこでも趣向を凝らした見世物がある。これは通りの天井全体が液晶スクリーンで、時間になるといきなり周りが暗くなり、映像ショーが始まる。今夜は、QUEENのロックだった。