つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

赤い大地のアメリカ(3日目)


三日目はペイジを出発し、さらに東に進んでモニュメントバレーに行く。そこを観光したあとバスは南西方向に走り、夕刻までにグランドキャニオンにたどり着く行程だ。


モニュメントバレーは、今回のブログのタイトルにもなったように、一番の”赤”を感じたところである。岩も赤、砂も赤、峡谷で昼食をつくってくれたナバホの人達の顔も赤黒く見える。




2012年01月31日(火)
<ペイジ>

この辺りはオフシーズンだろう。部屋の窓から見える閑散とした駐車場の車もほぼ居なくなったようだ。さてと出かけるか。そんなに寒くは無い。空を見ると、今日も天気になりそうな予感が。

 



<モニュメント・バレー>

さて、今日のホテルも無料WiFiだ。軽く振り返る。まずはモニュメントバレーへ。一周するツアーでまた砂まみれかと思ったが、8人乗りのバンに潜り込めた。これでザラザラから免れる。西部劇そのものが目の前に広がる。なぜかノスタルジーな気分になる。

  現地の人は、赤い大地に突き出たような山をビュート(butte)とかメサ(mesa)と呼んでいた。メサの方はスペイン語から来たものらしい。そういえば、アメリカの西部にはスペイン語由来の地名が多い。いままで通過してきたロスアンゼルス(Los Angeles)しかり、ラスベガス(Las Vegas)もそうだ。また、サンフランシスコ(San Francisco)、サンディエゴ(San Diego)、ロスアラモス(Los Alamos)などもすぐに思い出される。



ツアーには、途中の荒野でナバホ族の手料理「ナバホタコス」が付いていた。吹きっさらしの中で出来たてを食べる。これが美味い。こういうB級グルメの味が体にあっているのだろう。



<キャメロン>

モニュメントバレーを後にして西に向かう。天気はいい。トイレ休憩にキャメロンで止まった。郵便局で切手を買う。絵葉書に貼ろうとして裏を舐めたが、接着できない。よく見るとシールになっていた。(^^)

  実は舐めても葉書にくっ付かないので、ノリを貸してもらおうとまた郵便局に戻った。すると切手を売ってくれたオバサンが笑って、「それはシールよ、たまにあなたみたいな人がいるのよね」と言われた。・・というのが事の真相である。^^;


<グランドキャニオン>

世界に名だたる景勝地だ。人づての話や写真で何度も聞いたり見たりして、むかしから一度はその雄大な景観を見たいと思っていた。おそらく誰もがそう思うだろくらいの有名な場所であろう。Wikipediaによると、「コロラド高原がコロラド川の浸食作用によって削り出された地形であり、先カンブリア時代からペルム紀までの地層の重なりを目の当たりにできる」ところである。


夕方についたので、赤みを帯びた断層の渓谷が夕陽浴びて更に赤く染まっていく。

日が沈む前にグランドキャニオンに着く。さすがに名高い景勝地だけのパノラマが横たわっていた。夕陽を浴びてのコントラストが絶景である。

グランドキャニオンなう。雪が残っていて寒い。ちょうど自分撮りに良い所を見つけた。iPhoneの片手撮りは難しいな。

歩道の所々にはまだ雪が残っていて注意が必要だ。誰かがこんな雪ダルマを残してあった。

最高級のホテルの前で鹿がたむろしている。鹿もブランド志向なのだ。

  

今夜はグランドキャニオンで泊まり、明日の早朝に日の出を見に行く予定である。このホテルのバルコニーは、内側のアトリウムに向いていて、下に小さなプールが見える。

最初、部屋のエアコンが効いて無く、バルコニーに出た方が暖かった。しばらく不思議な感じで佇んでいた。さて、時差ボケは軽くなってきたようだが、いま急に眠気が襲ってきた。明日の起床は夜明け前になる。では、おやすみなさい。