図解で見る自由党と民主党の政治
総選挙が決まり、各党のマニフェストも出そろったことで色々な情報が流れています。
二大政党化に向かう、自由党と民主党の違いを図解したものが目につきました。
体勢を見るには、図解が良い手段である。また、違いが良く分かります。
これらの二つは、二つの党を大づかみするにはよくできています。
見たあとでならマニフェストの文字も追いやすくなるでしょう。
■議員が考える「政府と市場経済のあり方」
【独自調査で分かった「政界再編予想図」:日経ビジネスオンライン】
まず、タテ軸に違和感があるようだ。
タテ軸の「市場経済のあり方」について、上方向が「規制緩和」、下方向が「格差是正」と書かれているが、「格差是正」というのはボカした言い方だ。「規制緩和」の反対だから、現実には「規制強化」である。
【民主党は「小さな政府」で「規制強化」? - Zopeジャンキー日記】
と、下向きを「規制強化」と見るのが良いのだろう。
自民党が二つに割れている瓢箪型なのが面白い。これが、右上の「小さな政府・規制緩和」、小泉路線の上げ潮派ならと思う。今の状況から見ると左下の「大きな政府・規制強化」に戻りつつあるのだろう。
民主党は、「規制強化」をするのに更に霞ヶ関パワーが必要になる思うのだが、それで「小さな政府」になるのだろうか。
■マニフェストから見る将来像
【自民党と民主党のマニフェストから推測する社会の姿 (r271-635)】
自民党のものでは、官僚政治の無駄遣いが直らないようだし、一般企業と建設労働者の間に内需があるように「器(ハコモノ)の政治」の体質が見える。
民主党では、簡略化された政府への方向が伺える。しかし、前述の規制強化やバラ撒きで本来の「市場原理による選択」ができるのだろうかと思う。
いずれにせよ、各党のマニフェストは告示日までに多少の修正があるものと思いますが、大きくは変わらないでしょう。これからの総選挙、そして日本を考える何らかの足しになればと思います。
参考までに両党のマニフェストへのリンクです。
・自民党の政策「みなさんとの約束」
・民主党の政権政策Manifesto2009