マスゲームに感じる若さと自由
これを見た時に最初に感じたのは、「若さ」である。
すぐに「この程度のばらつき、自由度がちょうどいい」と思った。
オランダの学生たちが集まってマスゲームをする。それほど整然としていなくて、色々な仕掛けがあるのが良く分からない。見直して、やっと盛り込まれたアイデアが分かった。
最初のカウントダウン、そして太陽から風船が放たれる。
青い海に変わり、サーファーが登場、その後をサメが追いかける。
サメの女の子のぶっきらぼうさが良い。
そして、手の上にビーチボールが落ちてくる。
始めは良く分からなかったのだが、ストローでジュースを飲む。
赤い液体が下がっていく細かい仕掛け。
次が、まだ分からないのだが、4本の柱が変化する。
最後に文字が見える。
英語に訳すと「Have a fantastic summer!」の意味になるらしい。
エンディングは、カラーバインダーを放り投げる。
見終わってから頭に浮かんできた絵は、北朝鮮の有名なマスゲーム。
その整然としたマスゲームには、いつも悲壮感を感じる。
このオランダの若者たちが見せたものには、みなぎる若さと平和の自由がある。