つれづれ memo & feel

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不公平な一票の価値

前回の「不公平」つながりで、総選挙に関わる話題を。


30日に行われる総選挙では、同時に「国民審査」が行われます。
つまり、最高裁判所の裁判官が適任かどうか、有権者が審査します。


AERA-netの記事「使おう国民審査/一票格差「合憲」の最高裁判事に×を」を見ると、

知らない人の評価はできない。×は付けにくい。よって全員が「信任」。審査といいながら現状は儀式でしかない。判定を迫るなら十分な情報を提供するのが当然と思うが、そうなってはいない。裁判員制度では税金をふんだんに使ってPRに努めた法務省も、国民審査は音無しの構え。関心ある人は自分で調べなさい、ということなのだろう。

私も、何も知らないので評価の手がかりすら無い状態にある。

そんな中で「一人一票実現国民会議」が先日、インターネットの中に立ち上がった。


発起人の升永英俊弁護士に尋ねると「日本の公職選挙法はひどいものです。有権者過半数が、ある選挙区の1票に比べ0.6票以下の価値しかない。こんな不正義は国民の手で直さなければ」と言うのだ。
・・・
2007年6月、最高裁は「一票の格差2.17倍」を合憲とした。この時15人の裁判官のうち9人が「合憲」。残る6人のうち4人が「直ちに違憲とは断定できない」としながら「憲法の趣旨に沿うものとは言い難く、是正を要する」と灰色の判定。「憲法違反」を明確に主張した裁判官は2人だけだった。



この記事にある「一人一票実現国民会議」というサイトに入ってみた。


まず、自分の選挙区における「一票の価値」がチェックできます。
やってみると、「衆議院:0.58票、参議院:0.23票」という悲惨な結果が出た。


更に、(「一人一票」を実現するには?)をクリックすると、

次の国民審査で審査の対象となる9名の裁判官のうち、 2007年最高裁判決の中で、
「一票の不平等を定める公職選挙法は、憲法に違反せず有効である」
との意見を示している裁判官は・・・

と、教えてくれます。


信任のバーチャル投票もできます。
当然、私もしました。
今のところ1万5千人ぐらいが投票していて、ほぼ9割の人が「不信任」と言う結果になっています。



一度、このサイトをご覧になって、各自で判断してみては如何でしょうか。