つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

ショッキングな自然保護キャンペーンのビジュアル

ブラジルのWWF自然保護NGO)による、キャンペーン広告です。



右上のキャプションには、「The tsunami killed 100 times more people than 9/11.」(津波は、9.11テロの百倍以上の犠牲者をだした。)とある。


TVキャンペーン用のビデオもある。

冒頭のシーンは、9.11テロそのものの再現CGである。8年前の衝撃を、鮮明に思い起こしてくれる。米国人ならなおさらだろうし、自然環境保護のキャンペーン・ビデオであっても物議をかもしそうな内容です。


個々に表示されるキャプション(拙訳)は、次の通りです。

 IN 2001, ONE OF THE WORST TRAGEDIES IN
THE HISTORY OF HUMANITY KILLED 2,819 PEOPLE.
 (2001年、ひとつの人類史上最大の惨事で、2,819人が亡くなった。)


IN 2005, THE TSUNAMI KILLED 280,000 PEOPLE.
  THAT'S 100 TIMES MORE DEATHS.
 (2005年、津波で、280,000人が亡くなった。百倍の死者です。)


OUR PLANET IS BRUTALLY POWERFUL.
 (この惑星は、残酷なまでにパワフルです。)


RESPECT IT.
 (この事実を尊重すること。)


CONSERVE IT.
 (自然・資源を大切に。)



地震による津波は、自然環境の保護とあまり関連しないと思うのだが・・。ここでは、異常気象によって大型化する台風などによる津波(Meteotsunami)を指しているのだろう。


このキャンペーンへの注目と恐怖心を高めるため、題材としての9.11は大きな効果を期待できる。しかし、自然災害とは別の感情を引き出すテロ事件を対比させることは、最適なのだろうか。