つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

ド迫力の奉納花火

dabonbb2009-09-13


初めて打上げ花火というものを間近で見た。
怖いくらいの「ド迫力」で、感動ものでした。


2日間で合計1万5千発が打ち上げられる「片貝まつり」の花火を体験してきました。尺玉の連発は当たり前、クライマックスに直径1.2mという世界最大の四尺玉が炸裂する。


新潟県小千谷市片貝町の「秋祭り」で、浅原神社に花火を奉納するというかたちで行われる。数年前にNHK連続テレビ小説「こころ」で、花火師である主人公の父親が花火を打ち上げていたのも、片貝まつりである。
奉納の理由は色々で、子供の誕生や結婚などの慶事、成人や還暦・厄払いなどにちなんで打ち上げられる。奉納したグループは「御立台」と呼ばれる場所に立って、歌や太鼓のお囃子で自分たちの花火を見届ける。ビデオの中でも、その賑やかな音が絶え間なく流れているのが聞こえる。



 【花火観覧桟敷


桟敷席から見ると、真上に見上げる位置に花火の大輪が広がる。その音は強烈で、不気味な発射音で始まり、閃光と同時にベニヤ張りの桟敷を振動させる。しばらくすると、見上げる首と腹筋が痛くなる。隣の桟敷席では仰向けに寝転がり、持参した枕に頭を置いている。


(中連発)
 


(大連発)
 


大連発が長引くと、カメラを持つ手と上半身を支える腹筋が疲れてくる。


(4尺玉)
 


風が桟敷席方向に強くなると、火の粉や花火ガラ(右上の写真)が降り始める。近くに花火ガラが音を立てて数個落ちてきた。昨日は、火傷やガラに当たって怪我人も出たそうである。花火が弾けたあとも数秒間は空を見上げていて、火の粉や花火ガラの落下を注意していなければならない。今夜も花火ガラに当たって怪我人が出たらしい。


始まって1時間も経たないうちに、安全管理をする県側から打ち上げ中断の指示が出された。昨日の事故の反省から、かなり慎重な態度になっているらしい。長い中断も、結局、観客の「上げろ!、上げろ!」コールの大合唱が勝って再開された。全ての打上げが終わった頃は、12時近くになっていた。東京じゃ考えられない。


聞く所によると、真夜中を過ぎることになっても、全て打ち上げ終わるまで続けるらしい。また、雨で地上から花火が見えなくなったとしても、神様には見えるのだということで止めはしない。明治から続く町を挙げてのお祭りで、しかも奉納花火という神事なのだからでしょう。