壮大な言い訳「何故ここに居るかって?」
あるブログで紹介されているのを見て、思わず笑ってしまったビデオである。
息もつかせぬ戦闘シーンで始まり、思わぬ方向に展開いていく。
すると室内のシーンに変わる・・そこで何が起こるのだろう?
男「それからトラックに積込まれて・・・で、ここに居るのです。」
夫「信じられないような話だ。聞いたかね、ダーリン。」
妻「そうよ、驚くべきことなのよ。」
「ホラ吹き男爵」のそれと思われるような壮大な物語が、そのワケだった。
場面に流れる納得の雰囲気に、笑いが込み上げてきた。
フランスの有料テレビ(Canal Plus)のコマーシャルである。
最後のテロップに、
Never underestimate the power of a great story.
(素晴らしい物語の力を過小評価してはいけない。)
とある。
テレビを見て物語の創作力を習得しておこう、ということか・・・
そうすれば、突然の窮地から逃れられるかもしれない。
そうでなくても、スケールの大きい物語を想像できれば、会話も面白くなるだろう。人生を楽しく過ごす一つの能力になるのかもしれない。
これがフランス男のたしなみなのだろうか。
ふと、ジャン・ポール・ベルモンド主演の古いフランス映画「リオの男」を思い出した。
【Audio-Visual Trivia: ジャン・ポール・ベルモンド Jean Paul Belmondo】
とぼけた風貌の男が、超人的な身体と巧みな会話で、奇想天外な冒険を繰り広げる映画であったと思う・・。