つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

思いもよらぬ壮大な発想

地球に土星のような輪っか、つまりリングがあったらどうなるかという3D映像である。赤道上にリングがあると想定し、それが異なった緯度にある都市からどのように見えるかというシミュレーション。



都市の景観も相まって美しい光景になる。BGMに使ったアベマリアの選曲も素晴らしい。しばらくすると、リングが巨大な白い虹にも思えてくる。


昼間は当然よく見えるのだが、陽が落ちると太陽の光を反射した美しいリングが夜空に浮かぶ。赤道上にあるエクアドルの都市からの垂直に伸びるリングもいい。


この映像から、岩崎一彰さんが描いた衛星テチスから見える土星の絵を思い出した。テチスの地平線に昇る土星のリングが垂直という構図を最初に見たときは衝撃的だった。その時の感動に似たものを、この3D映像に感じた。



岩崎一彰・宇宙美術館


このような発想はどこからくるのだろうか。よほどの天文好きの人なのだろうと推測するが、どうだろう。一つ足らないところがあるとすれば、日本の都市からの光景が欲しかった。