つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

プロモーションビデオにしばらく黙ってしまう

バンクーバーオリンピックの余韻がフェイドアウトしている。
同じオリンピックのプロモーションビデオなのだが、見た後しばらく黙ってしまった。





なんてことはない逆回しの映像なのだが、最後にショックを覚える。
が、見事に美しい。


そして、このような言葉が現れる。

 Save Your Sympathy For Her Opponents

拙訳すると、「同情は、私の競争相手にとっておいて」となる。
共感なんていらないよ、私が勝つから負けた相手に同情をということだろう。
”強い人”なのだろうな・・と、黙り込んでしまった。


同じプロモーションのグラフィック広告があった。

こちらのキャプションにも、こうある。

 She doesn't want your sympathy.
 But her opponents might.



どん底を見て、底に足を付けた人は”強い”とよく聞く。
身近でこのような経験はないので、想像でしかできない。
だから、黙ってしまうのだろう。
黙りながら、ある言葉を思い出した。

足のつかない深みの中で
もがいていると苦しい。


底がここにあると覚悟が
決まってしまえば、
足を踏ん張り、立つことができる。
涙の収録: 茂木健一郎 プロフェッショナル日記



底にたどり着くまでを思ってしまう・・・