つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

絶妙の技を見せるモノには疑ってかかれの法則

昨日のエントリーで、「(絶妙の技を見せるビデオには)何かトリックがあるのではと一度は疑るのが常識」と書いた。その例として格好のビデオがあった。


これら一連のものは、大工さんの特技を紹介したように見えるが、巧妙なバイラルマーケティングで仕掛けられたものであったらしい。仕掛けたのは、それぞれのビデオの情報欄にある共通したサイトSkills Challenge (Marvin Family)で分かる。でも、一見それとは分からない。最近のマーケティングも手が込んでいる。



これは、左にいる人の右腕を注意深く見ていると、CGの重なりが見える。



これも、何らかのトリックに違いない。



これらのテープメジャー技は、ある程度の訓練でできる技のようだ。また、幾度かのトライアルのうち成功したものを編集しても良い。


これらの技がトリックだった、だから騙してケシカランということもある。だが、分からなければ騙されたということもない。少しおかしいな思っても、マジックや手品を見るのと同じ態度で接すれば良い。いずれにしても、見て楽しければ良いのである。YouTubeなどの映像は、こちらから面白さを求めて関わり合うものだから特にそうであろう。


トリックだったとしても、特段こちらとして失うものはない。それより、超一級のトリックやCG技術に感心してしまう方が多いし、そのアイデアに感服することもある。


更に言えば、トリックやCGを見破るという新しい楽しみ方も与えてくれる。だが、普通の映像には「問題です、おかしなところを探して下さい」とは書いていないから難しい。ちょっと怪しいなと思い、問題点を特定するセンスや知識が必要である。そう考えてみると、「なんとか詐欺」や「政治家の言葉やマニフェストの怪しさ」を見抜くための基礎的な訓練にもなるのかもしれない。これらも「これは怪しい」と問題意識をもたなければ、見破る努力もしないし、更に深刻なことに見破らなければ実質的な被害をこうむる。