つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

火山が噴火してガラパゴス日本を再認識する

アイスランドの火山が噴火して、ヨーロッパの空港の多くが閉鎖されている。先日イギリスから帰国した直後のことで、危うく難を逃れることができ、幸運だった。そのこともあって、個人的にこのニュースには切実な思いで接している。
 
Iceland's disruptive volcano - The Big Picture - Boston.com


いつも読んでいる茂木健一郎さんのブログにも、ポーランドでこの事態に遭遇し、陸路でなんとかミュンヘンまでたどり着いたエントリーがあった。まだ、ミュンヘンで足止めをくっていて、彼のTwitterからその大変な様子が伺える。


また、私の近くには明日からロンドンに行く友人もいることからも、いろいろな情報を集めている。


まず、成田空港および航空会社のHPで日本発着の運行状態を知ることができるが、現地の様子はよく分からない。日本の新聞は、トピックス的な記事だけで、連続的な経過を知るには役に立たない。また、大局的に判断出来る材料は提供されていない。


ざっと欧米のテレビ、新聞社を当たったが、ニューヨーク・タイムズ(NYTimes.com)が良い。「Tracking the Cancellations」にヨーロッパ全域の空港の状況が定期的にアップデイトされている。例えば、
【4/17、午前8時EDT】


【4/18、午後8時EDT】
と1日半ほどで火山灰の影響がローマ、モスクワ、アテネへと拡大しているのが分かる。


次に、飛行機の運行状態が大局的につかめるのが「Watch Air Traffic」である。ここで現在のフライト中の航空機が表示されるので、空港の使用状況と運行経路の状況判断がおおよそできる。
【2010.4.18 12:45EDT】


日本から出張や観光旅行で海外に行かれている、または予定されている方も多く、国内には事の推移に関心をもつ人が想像以上にいらっしゃると思う。世界的な視点に立てば非常事態、国際的な航空規制としては9.11テロ以来の大事態に切実な思いをしている方は多いはず。日本のマスコミも重要と考えられるグローバルな情報をもう少し継続的に流すような努力をして欲しいものだ。この辺りを見ても「ガラパゴス」といわれる日本から脱したい。