つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

見果てぬ夢はスローライフになるのだろうか

どこか懐かしく、清々しい気持ちになるコマーシャルです。
エンジン音と背後に流れる歌声に心地よさを感じながら見入ってしまう。





懐かしさを感じた原因の大部分は、アンディ・ウィリアムスにある。
幾つなんだろうと調べると、すでに80歳を超えている。
彼の全盛期、1960から70年代には、その歌声が好きでよく聞いた。
使われている曲"The Impossible Dream"(見果てぬ夢)は、1968年のもの。
つかの間、久々に聞いた美声に酔うことができた。


エンディング・タイトルに”HONDA The Power of Dreams”とある。つまり、HONDAが夢を追って歩んできた道、そしてこれからの夢を美しく映像化したビデオCM。


説明によると、2005年に作られたモノに30秒ほど付け加えてリメイクしたものだという。どちらも、おそらく海外におけるビデオCMなので、見るのは今回が初めてだろう。


ちなみに、2005年バージョンを付けておく。



見比べると、滝からジャンプした後が違う。
2005年バージョンは気球でおしまい。今回はホンダが開発したジェット機アシモ燃料電池車(FCX)、そして最後は気持ちよくジャグジー風呂に浸かるシーンで終わる。


このジャグジーで、どこか人生を感じる。波乱もあったが、最後はゆったりと過ごそうというメッセージなのだろうか。視点を変えると、脇目もふらずに駆け抜けてきた高度成長の時代が終わり、これからの価値観となるスローライフを提示しているのかも知れない。