つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

夏の終わりに北海道を駆け抜ける(その2)

旅も後半戦に入った。暑いが、天気も良い。お楽しみはこれからだ、メインイベントと期待している動物園にも訪れる。それに、やっと札幌で自由になれる。


ところで、毎日数百キロの移動となるので、朝の出発も早い。いつも遅寝・遅起きの我が身には、朝早く起きるのは辛い。”3時間の時差がある国に来ているのだ”と体に言い聞かせることにした。(^^);


■4日目
<阿寒湖から富良野へ>

おはよう。こんなに朝早く起きると、眠くてしょうがない。曇り空の阿寒湖だ。夕方から雨になる予報。少し涼しくなった。

posted at 06:47:25

途中で熊に出会う。幸か不幸か剥製にされたヤツに、である。

富良野

富良野を通過。お花畑で小休止。今日は多少の雨を覚悟していたのだが、汗ばむくらいの天気が続いている。

旭山動物園

旭山動物園に到着。ここで雨になったが、入園する頃には晴れが戻った。白クマも暑そうだが、水に飛び込んでくれなかった。残念なり。

次の狙いは、ゴマアザラシ。こちらは、ちゃんと垂直トンネルを通過してくれた。この行動展示は素晴らしい。



       


空飛ぶペンギンにも満足。本当に飛んでいるようだった。写真は通り過ぎた後のように見える。(^^);

もうじゅう舘にユキヒョウがいた。うちのMacの雪豹も(?マークが出て)なかなか起きてくれないが、こちらも起きてくれなかった。

昼寝中の動物が多かったが、その中でもレッサーパンダの寝姿が可愛いかった。ポールの踊り場、すぐそこで眠りこけている。



     


チンパンジーの親子も、半球状の覗き窓に身を寄せて寝ていた。動物たちを「すぐそこ」で見られる工夫が至る所でされている。

(このように「まじかで見せる」という工夫も随所に施してある。これも人気の一つであろう。)

2頭のキリンが首を絡ませていた。求愛行動なのだろうか。「ラブラブだよ!」って修学旅行と思える女の子達が喜んでいた。

<札幌>

札幌なう。油そばを食べたかったのだが、協議の結果寿司ざんまいになった。食後の睡魔が襲ってくる前に本日のまとめを。

posted at 20:46:34



■5日目
<札幌>

最終日は、ゆったりと札幌で過ごす。ちょうど大通公園オータムフェストが始まったところだ。北海道各地の海や山の幸を楽しもう。今日も夏のように暑そうだ。

おおば比呂司記念室>

フェストは昼食時にと、その前に近くで芸術に触れることにする。先ずは、大通公園の端にある札幌市資料館でおおば比呂司記念室に。漫画家として有名だが、風景などの絵のタッチは好きだ。札幌生まれとは知らなかった。

三岸好太郎美術館>

次は、ちょっと歩いて、知事公館の横にある三岸好太郎美術館へ。やはり札幌生まれの若くして逝った画家。遊郭の番頭をしていた父を持つので、画家としては裕福だったようだ。絵のタッチは、ピカソの影響なのか、途中で急激に変わっている。

<知事公館>

たっぷり時間をかけて絵を見終わる。それから、知事公館の庭を散策。数名の人が庭の木陰で写生をしていた。時間がゆっくりと流れている。ただ、陽射しはキツイ。

オータムフェスト2011>

大通公園に戻ると、ちょうど昼時。近くのサラリーマンも混じって盛況になっていた。早速、昼食にと海の幸をゲット。アワビご飯と焼きツブ貝。汗だくで味わう。美味かった。

フェスト会場は、大通公園の5ブロックもある。それぞに混んでいるが、お店ではそんなに並ぶことはない。この辺が東京とは違う。

一応の腹ごなしも出来た。匂いに釣られて、それぞれの会場で試食を楽しみながら歩く。

<時計台>

フェストの東端に達すると、ちょうど時計台の近くだ。寄ってみることに。時計台ビルの下で、デザートにとアイスクリーム&ワッフルで口直しをする。

テレビ塔も見上げた。そろそろ千歳空港に向かうことにする。



大雑把な感想であるが、バスで走っているとまるで北海道らしさは感じられなかった。暑いからだろうか、こちらの感性が鈍ってきたせいであるかも知れない。車窓から見る景色も長野や新潟の郊外を走っているような気がしていた。どこに行っても”道の駅”というものがあり、建物もたまに見るサイロ以外はそれほど変わらない。日本全土に渡っての均質化がここまで来ているのかと思う。真っ直ぐな道路を見ても感動はないし、海を見ても穏やかで特に北海道とは思えなかった。


ただ、各地の露天風呂温泉や行動展示の動物園は良かった。また、何度も来ている札幌は、いつものように北海道らしさを感じる地であった。思うに、北の大地を味わうには、その特徴が顕になる”極寒の冬”に来るのが一番良いのかも知れない。