つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

夕陽を眺めながらの海上散歩


何故か東京湾クルーズのチケットが手に入ったので、潮風に当たりに行くことにした。乗船だけのチケットなので、食事どきを避けてトワイライトクルーズに予約を入れた。4時半ころから2時間の周遊なので、終わってからどこか好きなところで夕食を摂ればいいと考えた。




乗船だけだと乗船中の滞在はオープンデッキのみになるので、この季節だと多少の防寒対策が必要になる。トワイライトクルーズだと昼の景色と夜景の両方を楽しめるが、陽が落ちると寒くなるだろう。


いつものようにつぶやきをまとめてみた。

2011年09月28日(水)

今日はここから船に乗って海上散歩してきました。散歩といっても、消費カロリーはほぼゼロです。

岸壁を離れると、後ろには勝鬨橋の向こうに東京空木(スカイツリー)が小さく見えます。しばらくすると右手に東京タワーが現れる。ここからはどちらも同じ高さに見える。

船のデッキには、こんな鐘がある。ここで結婚式ができるのだと。今回は食事をしないので、アッパーデッキで2時間ほど潮風に煽られるだけ。

しばらくしてレインボーブリッジの下をくぐる。下からこの橋のお腹を見るのは初めてだ。風にのって都心の排気ガスが流れてくる。海上といっても、まだ隅田川の河口辺りになるのだろう。携帯電話の電波も三本立っている。

次第に風が冷たくなってきた。太陽がかなり傾いている。さて、防寒用に持ってきたジャンパーを着よう。さっきまで半袖で暑い暑いと言いながら歩いていたのに。

ついに夕日がに沈みだした。都心のぼやけたスカイラインの上に漂っているという感じ。その横に、富士山のシルエットが見える。見ながら、夕陽は海に沈むやつのほうが美しいと思う。

右手に爆音を上げて飛行機が上昇してきた。もう羽田空港沖に来ている。暗くなった南空に目をやると、着陸をする機体のライトが五つ、六つと等間隔で浮かんでいる。明るい点をなぞると滑走路への斜線を描く。その時間間隔は山手線並だ。

羽田を過ぎたあたりでUターンを始める。風に吹かれっぱなしで寒さを感じる。トイレに行く。帰路は、夜景を楽しめる。見慣れた建物の横に東京タワーがライトアップして見える。夜は東京空木よりこちらの方が美しいな。そろそろ散歩も終わりだ。



日の出から羽田空港沖までの周遊コースだが、東京湾というより隅田川の河口というところだが、両脇に東京の風景が広がってなかなか楽しいクルーズだった。富士山の横に沈む夕陽も美しいし、海上から見る夜景も良い。だた、排気ガスが鼻についた。陸を走る自動車のものだろうか、または規制が緩い船自体の排気ガスなのだろうか、時たま強く感じる。


同じものでも違った場所や角度から見る眺めは、新たな感動を与えてくれる。場所もそうだが、それ以外のことでも、たまに視点を変えて見ることは大切なことだと思う。