つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

初めてのソウルでつぶやいてきました(後編)


三日目は、観光ガイドを片手に適当にぶらつくことにする。特に行ってみたいという所も無かったので、頭の中に入れたのは「景福宮」と「ソウルタワー」だけ。あとは足の向くまま出たとこまかせ、といういつもの散歩のパターンだ。しかし、相方がいるので行動(歩行)範囲は限られるだろう。いざとなれば、格安のタクシーを使ってワープしよう。


ということで、景福宮まで行くための地下鉄経路を調べた。光化門という駅で降りれば良く、乗り換えなしで行けるので少し安心した。



ところで、GoogleMapで韓国の地図を開くと地名が全てハングル表記なのだ。米国のサイトから入ってみても、大きなところしか英語の付記がない。細かい市内の地名にはアルファベットは見当たらない。ストリート・ビューもポイントの写真だけである。地下鉄の駅ということが分かっても駅名は読めない。その駅の路線は、色でやっと見分けられる程度。下調べにはあまり使えなかった。


しかし、街歩きの時にiPodで見るGoogleMapの位置表示は役に立つ。WiFiにつながってからしばらくは位置を表示してくれる。地名は読めなくても、だいたいどのあたりを歩いているかは判断できた。

2011年10月27日(木)

ソウルの気温は、概ね東京よりも5、6度低い。それに乾燥している。それで今朝は喉が少し痛い。ホテルの窓から見下ろすと出勤ラッシュが始まっていた。


posted at 09:15:54

このホテルでのネットサービスは有線。こういう時の為に持ち歩いている無線アクセスポイントが役に立つ。iPadなどには必須アイテム。


posted at 09:21:00 



  今回の旅のお供に、iPadも持ってきた。外ではiPod touch、ホテルでは相方が使うこともあるのでiPadとなる。iPadSkype電話もしようとしたが、相手が忙しくて出来なかった。


ーー光化門ーー

さて、今日の行動を振り返る。地下鉄に乗って乗換えなしで行ける光化門で降りる。トイレの為に地下街に入ると、S.J.の本が山積みになっていた。中を覗いたら当然ハングル。こちらでもベストセラーになりそうだ。



  ハングルで書かれた本は、大学の教授の部屋でも数冊めくってみた。当然ハングル文字だけで埋まっている。日本語の平仮名だけで書かれたようで平べったく、取り付く島のないように感じる。分かち書きが無いことや句読点が見づらいことも手伝っている。やはり、漢字かな混じりに慣れているからなのだろう。そういえば英語も平坦なのだが、こちらは単語単位で切れているし、なにしろ数十年も付き合っているから、ハングルを見たようなのっぺり感は払拭されている。結局は、慣れの問題なんだろうが・・。
  そうそう、昨日M教授が「韓国の学生は、全く漢字が分からない。授業で、漢字を書いてみると誰も読めない」と言っていた。年寄りはある程度読めるそうだが、若者はダメらしい。そういえば、街中でも漢字は見られないな。

そうそう、このハングルは重要な単語です。三文字で、最初に「灯籠」、中央に「スト◯」がある、と頭に刻み込んだ。覚えておくと、遠くから見つけられるし、特にローカルな場所で役に立つ。

駅から地上に出ると、だだっ広い道路に巨人が座っていた。その向こうに立派な門が見える。しかし、排気ガスが喉に絡まってくる。

ーー景福宮ーー

昔の宮殿、景福宮にやって来ました。遠目で見ると、ちょうど衛兵の交代をやっているようだ。

衛兵に挨拶して中に入ると、大勢の観光客がいる。子供の姿も多く目につく。入場料を払ってさらに中へ。

こういう門を幾つも潜って行く。そろそろ終わりかと思ったら、まだ中ほどであった。広い。

同じような門のマンネリが終わると、紅葉が始まったばかりの庭園に出る。何故かホッとする。木々の間に山が眺められた。

ーー国立民族博物館ーー

右手奥に五重の塔のようなものが見える。その方向に向かって行くと、民族博物館に出た。無料というので見学する。時間を掛けて見た。外には子ども博物展示もあり、古い商店などの街並みが面白い。



  これらは、子ども博物館。古い商店などは、日本のそれにも通じるものがあり、懐かしさも感じて楽しかった。
    


ーー三清洞ーー

博物館を出て三清洞の小綺麗な通りを行く。洒落た、たまに奇妙な屋根をしたショップが続く。旅行案内で見た店で、ちょっと遅い昼食を摂る。松茸ビビンバとチジミ。まあまあの味でお腹いっぱいになった。案内は当てにならない時もある。^^;



  屋根の上に人形が乗っかっている。ギョッとするものもあるが、見ていて楽しい。
    

ここから古い街並みが見られるという北村に出ようとした。道を間違ったらしく、切り立った丘が見えるだけっで、思い描いていた方向に行けない。仕方なく、方針変更。タクシーをつかまえる。

ーータクシーーー

運転手に「ソウルタワー」と告げると分かったようだ。そのあと、何か言ってくる。暫くやり取りしたが、分からないので無視をした。道は混んでるし、窓から排気ガスが・・・・。



  ソウル市内の道路は広い。主要な道は、片側5車線もある。そこが慢性的に渋滞しているのである。両側で10車線、普通の4車線の2.5倍の車がひしめき合っている。排気ガスも2.5倍に多いはずだ。その道路のまっただ中を、タクシーは運転席の窓を開けて走る。渋滞に捕まると、息苦しくなる。
  また運転も荒い。昨夜の明洞辺りでも歩行者の多い裏道をバックで走り抜けるのを見て驚いた。巧みな運転だが、見ていて怖い。割り込みは日常茶飯事、コーナーで平気で停止して後続車を止めている、などなどをよく見かける。教授もこの街では運転はできないと言っていた。

タワーに着いて運ちゃんの言葉が分かった。パスポートと韓国語で言っていたのだ。それを見せないと上まで行けない。ゲートでやり取りの上、免税店で作ってくれたカードでOKになった。何も買わなかったけれど、こんなところで役に立った。(^^)

ところで、運転手もパスポートくらいの英語は覚えておくべきだ。日本の運ちゃんだって「旅券」とは言わないだろう。でもソウルタワーに行くのに旅券が要るの?休戦中の敵国がいるからだろうか?



  ソウルタワーになぜパスポートが必要なのか?地下鉄や地下街が有事の場合に防空壕になるように設計されていると聞いていたりするので、休戦中ではあるが北朝鮮との戦時下にある国としての理由を考えていた。ソウル市内が一望できるので、スパイ活動に使われる。ソウルの象徴でもある建物なので、テロ攻撃の対象になる。などなど・・・
  これは、はやとちりだった。タクシーで登ることができるのは外国人のみで、それを見分けるためにパスポートが必要なんだって。ケーブルカーやバスで行く場合は必要無いらしい。でもなんで外国人のみやねん?
  ところで、運ちゃんがパスポートと言っているのが分かったらどうしただろうか?余分な時間をかけてホテルまで取りに戻ったか、その時点でソウルタワーを諦めていたかも知れない。結果的には、何も知らずにタワーに着き、幸運にもゲートを通過できた。パスポートを取りに行く時間をロスぜずに済んだ。「知らぬが花」といったことでしょう。


ーーソウルタワーーー

タワーの足元の広場で、民族舞踊をやっていた。しばらく観賞する。昨日のコリアハウスと同じものもあったが、演技の腕は少し落ちるな。

寒くなって来たので、タワーに登ることに。エレベーターに乗り込むことからして、ITを駆使したアトラクション風の演出がしてある。これは楽しい仕掛けだ。

見下ろすと、木々は秋に染まっていた。ソウルの街が360度綺麗に見渡せる。

展望室のアトラクション風仕掛けも面白い。床に液晶ディスプレイがあって、まるでガラス床のように見える。また、突然崩れ去って地上が迫ってくる映像になる。落ちて行く感覚になる。

ケーブルカーの乗って明洞方向に降りる。降りたところで方向を掴めなくなるが、そのうちに感覚が戻ってくる。昨日その辺りの近くを歩いたことを体が思い出したようだ。さて、次の目標を決めなくては。

やっと繋がった。今日は移動が多かったのでつぶやけなかった。たった1日半ほどで韓国料理に飽きてしまった。で、イタ飯屋さんに入ったのだ。ボンゴレなのだ。旨い。

ーー夜の裏通りーー

そうそう、ホテルに帰ってから近くを一人でうろついてみた。立派なオフィスビルの裏通りに、こんな屋台が並んでいた。中を覗くとまだ客は無く、おばちゃんに睨まれた。海の幸が美味しそうだった。
  

振り返りtweetはここまでか。眠くなってきた。明日は早いのだ。5:30ピックアップで空港に。義理の免税店に寄ってからだ。航空券とホテルだけの格安ツアーは、こういう仕掛けなのだ。たまの早起きは、"島んちゅう"の見送りで鍛えてある。(^^);

ベッドに入って、ふと思い出した.。ホテル備え付けの金庫のアレである。試して見たが、ダメでした。あのビデオは、話題集めのガセなのでしょう。QT ホテルのセーフティにデフォルトパスワードが存在する?http://bit.ly/pZdqHI


posted at 23:52:04


2011年10月28日(金)

起きた。アメリカ帰りの時差ぼけした頭なら、ちょうど目を覚ます頃だ。時差はなくても、この頃の早起きトレーニングのおかげですっきり目覚めた。さて帰り支度に掛かるか。


posted at 04:51:38

仁川空港なう。時間があるので、またショップ巡りになるのだ。


posted at 07:35:38



韓国は二回目だが、大都会のソウルは初めて。進んでいるIT化、日本と同じ携帯文化でスマホの携帯率が高いように思えた。服装はどの世代をとっても派手好み、LVのバッグをもっている若者が目についた。愛想のない店員(中国と同じで決して謝らないしたたかさを感じる)などの印象が残っている。また、一方で礼節の高さを感じるのだが、自動車の運転者にはそれが全く感じられなかった。