つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

福島県昭和村の旅(その2)


 今日のこの旅のメインイベント・昭和村の歴史を辿るスタディツアーだ。朝早くに宿を出て、途中で娘たちをピックアップしてから集合場所のファーマーズカフェ大芦家に行く。


 スタディツアーはこのカフェのオーナーが村おこしの一環として自主的に主催しているもので、この他に季節ごとに昭和村の特性を活かしたイベントを企画している。


 ところで、このツアーは午前中で終わるのだが、このカフェで出される昼食がついている。このおかげで参加費の1500円は、コスト・パフォーマンス的にはすごく良い。


2012年06月05日(火)


スタディツアー>
  ツアーのメンバーは12人で、昭和村の人が中心。県外からは我々と仙台からの人がいた。カフェでレクチャーを受けてから、近くの大山祇神社辺りを巡る。そのあと3台の車に分乗して、ツアーが始まる。

スタディツアーの起点になったファーマーズカフェ大芦屋。薪の積み場所が顔になど、趣味の良いカフェでした。蕎麦も美味しかった。
 

スタディツアーは、昭和村にまつわる歴史上の史跡を巡る。つぶさに見ると興味深い。そして、農作物なども見学する。

大芦地区にあるバス停。待合室には新聞などの読み物が整理されて置かれている。あらら、バスは1日に3本だ。
 

昭和村はからむし織の里と言われる。昔からからむし(別名苧麻)が採れ、その茎の繊維で織った織物が有名。最近では織り姫という県外からの女性を育成している。写真は、からむしの葉っぱ。

朝9時から村を巡るスタディツアーを開始。ただいま小休止中なり。雰囲気のある小さな社。天気が良すぎて、暑い。
 

ここは、かすみ草の産地。全国の7割を生産しているそうだ。



<昼食>
  ツアー終了後、カフェ大芦家に戻って食事。いずれも美味しかった。
  

【参考】このスタディツアーの内容は、

   主催者「ファーマーズカフェ大芦家」のブログ:
     ■白い爪の熊
     ■花坂の外記(はなざかのげき)
   ツアーの案内人で「会津学」の著者で知られる、菅家氏のブログ:
     ■大芦と下中津川を歩く: 記憶の森を歩く(2012)

に紹介されている。



<矢の原湿原>
  スタディツアーではその横を通過しただけだったので、午後はその湿原に入って見ることにした。ツアーの時に湿原の周りには湧き水があるということを聞いたので、一度口にしてみたいと思っていたこともある。

スタディツアーの後、午後は矢の原湿原を歩く。遊歩道は木々で被われ、所々で倒木が道をふさぐ。
 

しばらく歩くと開けた所に出る。そこから緑の水生植物が茂る湿原が見渡せる。ちらほらと白い花が見える。その後、湿原を横断する木道に繋がった。
 

矢の原湿原の横を通る車道沿いに、二つの湧き水がある。一つ目は、代官清水。さっきのカフェもここの水を使ってると言う。コップがあり、一口飲んでみた。
 

もう一つの湧き水は、源兵衛清水。村の人の言うには、この水を飲むと白髪が増えないという言い伝えがあるらしい。さっきより多く飲んだ。(^^)



<喰丸小学校>
  廃校になってしまったが、趣きのある小学校があるというので行ってみた。



湿原の後、パンフレットにあった美しい風景に会いに行った。廃校になった村立喰丸小学校である。草の茂った校庭に大きなイチョウがそびえ立つ。立食い小学校と読み間違えたヤツがいた。(^^)
 



<玉梨温泉>
  ここの恵比寿屋旅館は、全国の秘湯の一つに数えられる温泉である。やっぱり、お客は少ない。もう一組の客と我々だけだ。

玉梨温泉近くの民家にこんなものがあった。背の高さくらいの物入れに「千客万来」とある。扉を開けると農産品が綺麗にディスプレイしてある。無人販売ストアだった。(^^)
 

今夜は玉梨温泉の秘湯に浸かる。また、電波が弱く繋がり難いのだ。



 娘らは、温泉だけ浸かって、二人で車を使って帰っていった。明日の朝はこちらがピックアップされる側になので、ゆっくりできる。