つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

福島県昭和村の旅(その1)

 ひょんなことから福島県に行くことになった。娘が友人に誘われて昭和村スタディツアーに行くというので、急遽それに便乗することにした。ツアーの内容は、村の旧跡を巡ってその歴史を知ることらしい。むかしから歴史というものに苦手意識を持っているのだが、山の中を歩きまわるのは好きである。また、昨年の大震災以来いろいろな風評被害を受けているということも聞いているので、福島支援の一環にもなればと思い即決した。





 昭和村というのは新潟県都の県境に近い南会津地域にあり、付近には良質の温泉もある。その温泉を楽しめる宿を探して予約を取った。また、現地に行って知ったのだが、この村は「からむし織の里」として有名であり、県外からその織物を習得する女性を募集する織姫さんという制度で村おこしをしている。ちなみに、娘の友人はその織姫さんとして現地に住んで5年になるようだ。


 この辺りは積雪が多く、一年の半分近くは雪に埋もれているという。そのため、先の友人はバイクを持っているのだが、半年しか使えないそうだ。乗れない分のバイク税、半年分は返して欲しいと言っていた。


 ところで、昭和村という名前の由来を聞いてみた。昭和初期に二つの村の合併があり、新しい名前を決める必要があった。元の村の二つの名を合わせようとしたが、どちらが最初にするかで決着がつかず、昭和になったのだがらその名前をいただこうとして決まったらしい。


2012年06月04日(月)

さて、そろそろ出かけなければ。今回は、北に向かいます。梅雨入りしそうな雰囲気もまだないので、天気はしばらく持つでしょう。

  平日の東北道は空いている。途中で運転を交代しながら順調に昭和村についた。


<からむし織の里>
  少し時間があるので、からむし織の里の交流館に寄る。



到着時の写真を。からむし織の里でいつもの自分撮りなのだ。
  



  娘は友人宅に泊まるので、明日の朝に迎えに来る時間を確認してから宿に向かった。

昭和村の友人宅の近く。小川に山の緑が合う。目にも耳にものどかな雰囲気を感じさせる。



<昭和温泉>
  昭和温泉のしらかば荘という宿に着いてから分かったのだが、予約をしていた客は我々の1組で貸切状態。平日だといっても少なすぎるのでは。ただ、たまに村の人が温泉だけに入りに来る。

福島県なう。かなり山奥に入り込んだので、宿の部屋では電波が弱い。外の道路ぎわでやっと通じた。そろそろ日が沈む。涼しい。

1日目に泊まった400号沿の昭和温泉。ここには、61℃の温泉水を冷ますためにこんな仕掛けがあった。最初に見た時は何かと思った。
  



 メインイベントのスタディツアーは、明日である。ツアーがどんな内容なのかを想像しながら温泉に浸かっていた。でも、貸切状態の宿はやけに寂しい。