つれづれ memo & feel

旅の記録と日常の出来事をメモする

美味しいスイカの見分け方はハードルが高い


暑い日に冷やしたスイカを食べるのが、夏のひとつの楽しみである。最近の猛暑続きで、家にスイカを切らしたことはない。三、四日ごとに八百屋に行って、小ぶりのものを買ってくる。それだけ頻繁行くと、産地が徐々に北に移っていることなどに気づくようになる。この頃は、山形や青森という地名が出てくるようになった。でも、いまだにスイカの見分け方だけは、身につかないようだ。たまに、ハズレに当たる。



値段を見てから、数個のスイカを叩いてみたり、緑と黒の模様の色合いを見て適当に選ぶ。いつかどこかで聞いたうろ覚えの判定法で、選んだものが正解だという自信はない。ほとんど勘で選んでいるようなものである。


そこで、今後のためにも、一般的に行われている「美味しいスイカの見分け方」をネットで調べてみた。まとめると、見るべきポイントは「色、音、ヘタ、ヘソ」になるようだ。


■色
イカ特有の模様である黒い縞と緑の部分が、はっきり・くっきりしているもの。これは、これまでやっていたことだ。
また、黒い縞は栄養を運ぶ血管、緑が筋肉ということらしい。その筋肉に当たる”緑”の部分が少し盛り上がっていて、なでるとデコボコしているのがよい。


■音
手で叩いた時の音、というより手に感じる感触といったほうが分かりやすいかも。
 ・「パンパン」と高い音よりも「ポンポン」がいい
 ・「ピンピン」と高い音は若すぎる
 ・「ボンボン」は熟れ過ぎ、「ポコポコ」実が割れている
これも、いままでやっていた。しかし、擬音語で書かれているので感覚的に分かりにくい。実践で鍛えないと身につかないだろう。要は音の高さで聞き分ける。”高い”と若い、”低い”と熟れ過ぎ、その中間ということになるのだろう。
なぜ聞き分けられるのかというと、水分が皮に近いところまで全体に行き渡った状態が美味しいということでこいう音の違いが出る。買って美味しかったスイカの音を覚えておくと良いそうだが、慣れないと難しい。


■ヘタ

ヘタの周りが盛り上がり、ヘタがへこんだ状態になっているものが良いらしい。
ツルが付いていれば、それを見る。瑞々しいツルよりは,やや枯れかけたツルになっているものを選ぶ。それは、熟すギリギリまで畑で栄養を吸っていた証拠である。


■ヘソ

ヘタの反対側にあるヘソ、つまり”花落ち”の部分が小さいものが良いらしい。
また、おへその2、3cmのくぼんだ所が緑色だと鮮度があるという印になり、古くなると黒くなるそうだ。




これだけの情報を仕込んだのから、今度八百屋さんに行ったときに実践をしてみようと思う。混んだ店先で、スイカを一つ一つ叩いたり、ひっくり返してお尻を見たりしていると、店の人や他のお客に嫌がられるだろう。気の弱い私には、それが唯一の大きなハードルだ。