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集団免疫を考える

"はてブ"経由で見た、京都大学の保健管理センターが出している新型インフルエンザに関する緊急情報で、「集団免疫」という言葉を初めて知りました。

 このインフルエンザに効くワクチンは当分ありません。発症してしまった人はちょっと辛いのですが、これで免疫を獲得して今後同じタイプのインフルエンザにはかかりにくくなることが期待できますし、公衆衛生的観点からは集団免疫の成立にも貢献することになります。賢く行動してやり過ごしましょう。
保健管理センター:新型インフルエンザに関する緊急情報(第2報) ― 京都大学



ググると次のような説明があります。

・・インフルエンザは、多くの人が一斉に感染するのが特徴で、流行しだすと学級を閉鎖して更なる感染の拡大を防ぐ措置もとられます。インフルエンザのワクチンは、集団の感染を防ぐ目的でおこなわれ、これを集団免疫と呼びます。ある集団の60%が免疫であれば、個人として感染する人はいるかも知れませんが、大流行を起こすことはないと考えられています。
「インフルエンザの経済被害」の影響 175



要するに、集団の中に免疫をもつ人が多くいれば、その集団における感染拡大を防ぐ確率が高まる。


今回のブタフルの場合、勝手に解釈すると、
 「弱毒性のうちに感染者がある程度出て免疫をもつことは、この秋に向けて、
  強毒化の可能性もある、ブタフルの大流行を防止出来るかもしれない」
と考えられる。
今のうちにかかっておくことは、個人的にも公衆衛生上にも、良いことかもしれない。


しかし、今だと、マスコミの過剰報道によって社会的な致命傷を被るかも。

しばらく日本のテレビを見ていないので想像でしかないが、
きっとメディアが、日々恐ろしいことを繰り返し、人々の恐怖をあおり、時には誰かを血祭りにし、
その直後にお笑いなどのエンターテイメントを放送しているのだろう。
メディア・パンデミック:TSUYOSHI TAKASHIRO -BLOG-

ブタフルよりこちらのメディア・パンデミックの方が恐い。


賢く行動してやり過ごしましょう。